東大志望者のバイブル!「地理の研究」

東大志望者のバイブル!「地理の研究」

東大文系の入試は、二次試験で社会が二科目必要であることが特徴です。二科目めに地理を選択する人も多いかとは思いますが、あまり勉強法やおすすめの参考書についての情報が出回っていません。そこで、今日は東大地理受験者にぴったりの資料集をご紹介していきます。

東大文系の入試は、二次試験で社会が二科目必要であることが特徴です。
日本史&世界史を選択する人も中にはいますが、歴史科目と地理をセットに選択する人が一般的かと
思います。
そうしたときに、二次試験440点満点のうち地理の占める割合は60点です。
地理に関してもしっかり対策をして点数を取ることが求められます。
今日は、そんな東大地理受験者の間で圧倒的人気を誇る「地理の研究」をご紹介します。

◆この参考書の特徴

この資料集の一番の特徴は、圧倒的な情報量です。
カラー刷りの中身は、地図はもちろん統計資料・図表がもりだくさんです。
「地球の自然環境」「資源と産業」「生活・文化とグローバル化」「世界の諸地域」「地理情報と地図」の5部構成になっています。

◆この参考書の長所、短所

長所

先ほども述べましたが、圧倒的な情報量が強みです。
地理の教員や、教員志望の方が使っていたりするほどだそうです。
私は、受験生時代に「ここから入試問題を作っている人がいるとかいないとか」という噂を聞いて購入を決めました。
実際、私が受けた年のセンター試験で、「地理の研究」の中で見かけたようなテーマが出題されて驚きました。
2012年度のセンター地理の中の
第3問都市と集落・生活文化の中の問6
「グローバルに展開するハンバーガーチェーンが各国でどのように受容されているか」
という問題だったのですが、「地理の研究」の中でそのようなコラムを見かけたことがありました。
それだけでは100%この資料集をもとに作成してるとは言い切れないのですが、情報量が充実していることの証明にはなるでしょう。

短所

まず、非常に分厚く重たいです。
特にたくさんの科目を勉強する東大受験生にとっては持ち歩くのに不便です。
過去問を解く時期は確認しながら進めたかったので持ち歩いていましたが、インプットの段階では家に置いておいて毎日時間を決めて読み進めるのがいいのではと思います。
そして、内容量が多すぎるというのも人によってはデメリットにもなりえます。
詳しくは次の「この参考書をおススメするレベル」をご覧ください。

◆この参考書をオススメするレベル

東大地理受験者が使用することを前提でお話ししてきましたが、
その他の受験校やセンターで地理を使用する人にも使っていただけると思います。
ただ、載っている情報量が多く、入試の域を超えているのではというレベルなので、すべてをコンプリートするというよりは辞書のような形で使っていくのがいいでしょう。

少なくとも系統地理を一周さらった状態で使い始めることをおすすめします。
情報が多すぎて、逆に収集がつかなくなってしまうことがあるからです。
いきなりこの資料集を使うのではなく、まずは参考書などを一周しましょう。
最初のインプット用としてオススメできるのは、山岡先生の参考書です。

実際に過去問を解く段階で非常に役に立つと思います。
東京大学の地理はわりと傾向がありますので、25カ年などを使ってやりこみましょう。

◆実際に著者が使っていた時期

高校3年生の夏頃から使い始めました。
高校三年生の春に薄い問題集を2周やり、センター試験で70点程度とれる実力がついていたので、
夏頃から少しずつ東大の過去問に取り組み、記述の練習をしていきました。

◆この参考書を使ったおすすめの勉強法

地理は「系統地理」と「地誌」に大別されます。
系統地理→気候や産業など、テーマごとにまとめられているイメージ
地誌→系統地理の理論を各国に当てはめていくイメージ
です。
地理の学習のセオリーはまず系統地理でだいたいの理論を理解してから、それを地誌で確認していくという感じです。

このことを踏まえると、地理の学習においては系統地理を理解することが大事です。
気候や産業などには一定の法則があり、それを理解できてしまえばスムーズに地誌に落とし込むことができるからです。
この点で記述型のトレーニングが非常に有効です。
とにかく仕組みが理解できてしまえば、センターでも二次でも得点することができます。
この資料集を辞書代りに使いながら、記述型のアウトプットのトレーニングをするとよいでしょう。

とくに、東大地理に関しては「自然環境と人間生活とのかかわり」が頻出テーマです。
地形図や気温図など、様々なデータの読み取りが求められます。
理論がわかっているだけでは太刀打ちできず、地図表やデータから実際に読み取れるようにならなければいけません。
このデータの読み取りには注目するポイントに関してコツがいりますので、日ごろから資料集を読み込んでデータから何がわかるのか自分で理解することが大事です。

◆最後に

東大受験者はとにかく受験科目が多いので、効率的に勉強をしていくことが求められます。
お気に入りの資料集を見つけて、こつこつと読み込んでいくことが近道になると思いますので、頑張ってください。

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この記事のライター

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moe

慶応義塾大学4年。予備校で4年間受験指導をしていました。近くで高校生を見てきた経験を活かして、みなさんの選択肢が広がるような記事を書いていきたいです。

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