東大生でも10人に1人しか受からない総合商社とは

東大生でも10人に1人しか受からない総合商社とは

最高学府の東京大学の学生でも10人に1人しか入ることのできない就職活動の人気業界総合商社について、仕事内容を含めて紹介しています。大学入学が目的にならず入学後に目指す姿の一つとして紹介しますので、将来なりたい職業を考える際の参考にしてください。

就職活動の最難関「総合商社」とは

総合商社とは、三菱商事、三井物産、住友商事、伊藤忠商事、丸紅の5つを指すことが多く、この5つの会社を合わせて5大商社といいます。5大商社に双日、豊田通商の2社を加えて7大商社と呼ぶ場合もあります。この7社の就職活動人気は非常に高く、東大、早稲田、慶應などの上位校学生にとった就職人気アンケートでは下記の通り上位を独占しています。

1位三菱商事
2位三井物産
3位伊藤忠商事
4位住友商事
5位丸紅

東大生でも10人に一人しか受からない総合商社

下記の記事は東大に加えて早慶も入れて計算していますが、総合商社を志望する東大生でも内定をもらい実際に働くことができるのは10%にも満たない数字となっています。

実際に東大や早慶の学生に話をきいても、1つのゼミやサークルで1人の内定者がいるかどうかという実績だと聞きますので実感値に近い数字だと言えます。早慶の学生だと総合商社は難関すぎるためはなから受けるのを諦めているケースや、大学受験と同様に記念受験的に受けるケースも見られます。

給与の高さが人気の理由の一つ目

総合商社の年収はかなり高く、2014年度の有価証券報告書によると下記のようになっています。

伊藤忠商事:1395万円
三菱商事:1375万円
三井物産:1361万円
丸紅:1306万円
住友商事:1300万円

サラリーマンの平均年収が400万円程度であることを考えるとかなりの高給です。受験生に人気の医者の平均年収が1500万円前後(厚生労働省調べ)であることを考えても、それに匹敵する水準の給与をもらっています。

総合商社の仕事内容

総合商社の基本的な仕事は海外と国内を通じた貿易業です。受験生の皆さんが普段、飲んだり、食べたりしている食品の多くも総合商社が関わって輸入したものだったりします。ミネラルウォーターのエビアンは伊藤忠商事が販売権を持って日本で販売をしています。

使っている方もいるかもしれませんが、レスポートサックの鞄も伊藤忠商事がブランディングを行い、中国展開や新興国での販売を行うなど行っています。

商社の仕事において英語は必須!人によっては第二、第三外国語も必要!

このように国内、海外問わず仕事を行うため、最低限として英語力は問われます。実際に海外に駐在という形で現地に住んで仕事をすることもあります。大学生活でまったく勉強をせずに商社に入ることになってしまった学生が一番最初に困るのが英語での業務だったりします。

また取引先が中国だったり、マレーシアだったり、ナイジェリアだったりと部署や扱う商品によってバラバラなため、人によっては英語に加えて、中国語やポルトガル語、フランス語など第二、第三外国語を駆使する人もいます。

語学だけでなく数学の知識も必要になる総合商社の仕事

総合商社の仕事の基本はここまで紹介した通り、海外企業との貿易による取引ですが、それ以外にも企業買収を行うことがあります。皆さんも一度は入店したことがあるであろうローソンは、三菱商事のグループ会社です。クリスマスに食べることも多いケンタッキーフライドチキンも三菱商事のグループ会社だったりします。

このように総合商社は、貿易取引を行う傍らで、企業を買収してその企業との関係を密接にした上で、企業との貿易取引関係を深めるという戦略を取っています。

企業買収する際には、DCF法(Discounted Cash Flow法)という計算を用いることが多いのですが、この計算には数列の知識が必要だったりします。どんな計算式か興味ある方は下記のWikipediaのリンクをみてみてください。

国語、英語、数学の高いレベルが求められる業務内容

このように総合商社の仕事内容は、英語(加えて第二外国後)、数学の高いレベルが求められます。もちろん上司からの指示や基本的なコミュニケーションは日本語となるため高い日本語運用能力が求められています。

今、皆さんが学んでいることが直接的ではないですが高いレベルで求められる仕事であるために、給与も高く、人気も高くなっているのかもしれません。

世界史に関する知識もあると役立つ

総合商社の仕事は海外の人との取引が多いため、その国や現地の歴史について多少なりとも知っているとコミュニケーションする上で役に立つかもしれません。政情が不安定な中東やタイなどとも総合商社は積極的に取引を行っていますが、その政情はなぜ不安定なのか、根本的な原因や理由などは世界史を学ぶ中に答えの断片が眠っていたりします。その断片についてしっかりと論理を理解して自分なりの解釈をもっておくといいかもしれません。

大学入学がゴールじゃもったいない

大学入学後も皆さんの人生は続いていき、大学入学はあくまでマイルストーンの一つに過ぎません。大学入学後にどんなキャリアがあるのか、どんな仕事、どんな生き方があるのかについて今後も発信したいと思いますので、ぜひ興味をもってもらえればと思います。高いモチベーションで大学に入学し、自分が歩みたい人生にはどんな仕事が向いているのか、今のうちからおぼろげに考えてみてください。

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この記事のライター

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慶應法学部卒業、卒業後は総合商社の伊藤忠商事に勤務。その後大学生のための就職活動情報サイトunistyleを運営するUnistyle株式会社を創業。高校時代から将来を考えた大学学部選びをしてほしいと思って記事を書こうと思っています。

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