脱・三日坊主! やる気を引き出す秘訣を科学で説明した漫画『のうだま』の紹介

脱・三日坊主! やる気を引き出す秘訣を科学で説明した漫画『のうだま』の紹介

「勉強しなきゃと思ってるのに、やる気が出ない…」そんな経験をしたことがある人はいないでしょうか。そんな受験生に朗報! やる気を出すためのスイッチは、実は4つもあるんです! 『のうだま』では、その秘密を脳科学の視点から解説しています。私自身が実践していたやる気アップの方法も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

「勉強する気が起きない」「やろうと思っても、三日坊主で終わってしまう」
そんな人はいないでしょうか。私自身も高校生の頃、「誰かやる気のスイッチ押してくれないかな~」などと友人と笑いあっていた記憶があります(笑)
ところがその「やる気のスイッチ」、本当にあるんです! そのスイッチを入れると脳のある部分が刺激され、やる気が出てくるんだとか――。そんな脳の仕組みから「やる気」の秘密を解説した漫画が、『のうだま やる気の秘密』。私が高校3年生の夏ごろに読み、「もっと早く知りたかった!」と思った漫画です。

「のうだま」って?

「のうだま」とは、「脳を騙す」の略。「脳を騙してやる気を出させよう!」というのが本書の主旨です。著者は、イラストレーターの上大岡トメさんと、脳研究者の池谷裕二さん。上大岡さんは、100万部を超えるベストセラーとなった『キッパリ』や、『スッキリ』などの著書で知られるイラストレーター。池谷さんは、東京大学大学院薬学系研究科の准教授(現在は教授)で、一般の読者に向けて分かりやすく脳の仕組みを解説することに定評がある脳研究者です。中でも本書は、イラストや漫画が中心なので30分もあれば読み終えることができ、分かりやすいのが特徴です。やる気の秘密を脳の仕組みから解説し、やる気を出すための4つのスイッチを解説。その上で、そのスイッチを入れるための16のアイディアも紹介しています。次の項では、少しだけ本書の内容を紹介しましょう。

脳はあきっぽくできている!

池谷さんによれば、脳はもともとあきっぽくできているといいます。始めた時には「楽しい!」と思ったことでさえ、次第にそれが「あたりまえ」になってしまい、いわゆる「マンネリ化」してしまうのです。つまり、脳の仕組みから考えて三日坊主はあたりまえ! 
では、このマンネリ化から脱してやる気を出すためには、どうすれば良いのでしょう? 本書の説明によれば、やる気に関わるのは脳の「淡蒼球」という部位。ここが活発になることによって、やる気が高まるのだそうです。しかし、淡蒼球は意識して動かせる部分ではないので、「やる気よ、出ろ~」と念じてもやる気は出てきません。やる気は、自分で迎えに行かなければならないのです。そのためのスイッチが、「カラダを動かす」「いつもと違うことをする」「ごほうびを与える」「なりきる」の4つ。『のうだま』では、そのそれぞれについて具体例を挙げながら仕組みを説明しています。

勉強も、4つのスイッチを使えば続けられる!

この本に書かれていることは、勉強にも応用できると思います。
たとえば、2つ目のスイッチ、「いつもと違うことをする」。「家だと集中できなくて図書館や自習室で勉強してる」という受験生も多くいると思います。でも、最初の数日は集中できたはずなのに、しばらくすると図書館でも集中できなくなってしまうこと、ありませんか? これも、「マンネリ化」のひとつなのです。はじめはいつもと違う場所に新鮮さを感じていますが、次第に新鮮さが薄れてしまうのです。集中を取り戻すためには、何かいつもと違うことをすること。何も場所を変えなくても、いつもと違う席に座ったり、リビングと自室を交互に使うだけでも集中力が上がります。
私は、集中して勉強したい時には、「テーブルを拭いておいしい紅茶を入れて、目の前にチョコを置いておく」ということをよくやっていました。立ち上がってテーブルを拭き、いつもは麦茶のところを紅茶にし、目の前のごほうびを見ながら「あと15分でここまで進んだらチョコを食べていい」と自分に言い聞かせるんです(笑) これだけで、スイッチを3つも押していることになります。俄然やる気が出てきますから、騙されたと思ってぜひ、試してみてください。本書に書かれている通り、脳は単純で騙されやすいのです。

おわりに

やる気が出ない時や三日坊主になりかけた時、「あぁ、またダメだった」と思うのではなく、「あ、これが例の『マンネリ化』なんだな。ひっかからないぞ!」と思えるだけで、面倒なことでも続けられると思います。テストでも、ひっかけ問題だと事前に分かっていれば、ひっかからないで済みますよね。それどころか、見抜いた自分が誇らしくなったりして。
それに、「三日坊主は誰でも陥る普通のこと」と思うだけで、なんだか気が楽になりませんか?
ここで紹介したのは『のうだま』に書かれていることのほんの一部です。「やる気が出ない」と言う前に、ぜひこの本を読んでみてください。
ちなみに、第2弾『のうだま2 記憶力が年齢とともに衰えるなんてウソ!』も刊行されています。暗記の秘訣が満載で、こちらもオススメですよ。

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早稲田大学文化構想学部の3年生。読書と音楽が大好きです。早稲田を第一志望としつつセンター試験5教科7科目と小論文を勉強し、お茶の水女子大学にも合格をいただきました。数多い受験科目をどう勉強していくか、私大と国立の勉強方法の違いなどなど、お伝えできればと思います!

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