志望校別1年前のセンター試験でとっておくべき点数(東大・早慶・一橋・東工大編)

志望校別1年前のセンター試験でとっておくべき点数(東大・早慶・一橋・東工大編)

受験勉強は積み重ねが重要だというのはよく耳にするかもしれませんが、数字として実感している人は少ないかもしれません。今回はtutee編集部がとったアンケートおよび複数の予備校で働いていた現役大学生から各志望大学別に1年前のセンター試験で何点程度とった人が合格するのか説明しています。ぜひ自分の実力の目安にお使いください。

1年前のセンター試験で何点取れたのかはこれからどの科目をどの程度勉強すればいいのかの目安になります。ぜひセンター試験が実施される翌日に受験生になったつもりで出題された試験を解いてみることをオススメします。特に難関大学を受けるのであればある程度の点数がないと合格まで相当努力する必要があります。

今回はtutee編集部で集めたアンケートおよび予備校で働いていた現役大学生の話から各志望校別に1年前のセンター試験でどの程度の点数をとっておいたほうがいいのか目安となる数字を紹介したいと思います。

センター試験は基礎力を測るのにぴったりの試験

センター試験はよく練られた試験であり、平均点が100~110点程度になるように難易度が設定されて作られており自分のレベルが把握しやすくなっています。問題も悪問が少なく、応用問題についても教科書レベルをしっかりと把握していれば解ける問題になっています。このような試験であるため、予備校によってはセンター試験の得点により最初のレベル把握を行っているようです。

基本的には6割取れるようだと、一通りの基礎固めが終了しているレベルになっています。
8割取れるようだと、基礎は95%完璧で後は苦手分野の補強や応用問題・過去問対策をしながらセンターの点数を9割に伸ばしていくレベルになるでしょう。逆に8割に到達する前にゴリゴリ過去問の演習を始めたとしても、難しすぎて身にならないことも多くなってしまうといえます。

今回はこの前提を踏まえた上で志望大学の合格者が1年前のセンター試験でどの程度の点数を取るのか見てもらえればと思います。

東京大学合格者は1年前から高得点を叩き出す

受験の最難関東京大学では、文系理系ともに科目数が多いため、1年前から英語、国語、数学の基礎力がかなり高い状態を維持していないと合格できません。文理別の1年前の合格者平均点は下記の通りです。

東京大学(文系)

英語:170点
国語:130点
数学ⅠA:65点(100点満点)

文系なので数学が低めの点数になっていますが、全体として高い数字になっています。特に英語はすでに基礎はほぼ完璧な状態で、今後は過去問対策に力を注げばよいレベルにまで引き上げています。国語は①もともと9割が取りにくい科目であること、②古文・漢文は暗記科目の側面もあり短期的な点数アップが狙えることを踏まえると1年前でこのレベルにあるのは非常に高いレベルであるといえます。

数学ⅠAも1年前の時期であれば高校二年生がちょうどⅡBの対策を行っている時期でもあるため、ⅠAの内容を少し忘れてしまっていると考えると悪くない数字であるといえます。

東京大学(理系)

英語:130点
国語:130点
数学ⅠA:80点(100点満点)

文系とは英語と数学で大きな違いがあります。数学については基礎は完璧な状態に高校二年生の段階でなっていることが伺えます。英語についてはある程度の基礎力はあるものの、ここから基礎部分を完璧にする必要があるレベルです。意外にも国語については文系と大きな差がついていません。東大の二次試験では理系でも文系同様の国語のテストが課されていることも影響しているかもしれません。また国語の特に現代文については伸ばすのが難しい分野であり、「国語のセンス」が必要になるということもあるかもしれません。

基礎レベルの英語は終了している必要がある慶應義塾大学

慶應義塾大学文系

英語:140点
国語:115点

社会は暗記科目の側面が強く数ヶ月の対策で基礎部分の勉強を終了することができます。また私立専願の学生であれば暗記科目である社会の落とせない問題はほぼ完璧に取るため、社会ではそこまで大きな差がつかずに、最終的には英語と国語力が重要だといえます。そのため慶應に受かる学生は1年前のうちから140点とかなりの基礎力がついた状態の英語力と、基礎固めが終了する120点手前の国語力がすでにあります。

慶應義塾大学(理系)

英語:130点
数学ⅠA:53点

慶應の理系学部でも1年前から高い英語力が求められます。数学についてはⅡBを勉強している高校二年生の時期のためかⅠAの点数がそこまで高くないといえます。

偏差値通り慶應よりは低いものの高レベルな早稲田

早稲田大学(文系)

英語:130点
国語:115点

慶應文系ほどは英語の点数が高くないものの、それでもセンター試験で130点を取るぐらいに基礎固めはできている合格者が多いようです。国語については慶應文系とほぼおなじ点数が1年前のうちから求められます。慶應の入試形態が古文・漢文のない小論文のみのスタイルなのに対して、早稲田では現代文・古文・漢文が必要になるため、1年前のセンター平均点が偏差値ほど差がついていない理由の一つかもしれません。

早稲田大学(理系)

英語:135点
数学ⅠA:54点

早稲田の理系は早稲田文系以上に合格者の英語の平均点が高くなっています。早稲田大学の文系学部が多く、上位学部・下位学部の間で差が大きいのに対して、早稲田の理系学部は少なく、上下の差が小さいために高い結果が出ているのかもしれません。

慶應・早稲田以上の英語力・国語力が1年前から求められる一橋大学

英語:155点
国語:120点
数学ⅠA:60点(100点満点)

やはり文系でも二次試験で数学も求められる国立大学の受験生は1年前の時点で高いレベルの英語力、国語力が求められます。東大には及ばないものの、慶應・早稲田よりも高い英語力・国語力が求められます。数ⅠAについては高校二年生の時期であることを考えると十分に対策できておらず更に忘れかけているタイミングのため、高い点数にはなっていません。それでも基本的な部分についてはある程度理解している6割レベルには到達しています。

東京工業大学の1年前センターの数学はそこまで高くない?

英語:135点
国語:110点
数学ⅠA:60点(100点満点)

東大に次ぐ難易度の理系大学と言われている東京工業大学ですが、意外にも1年前の数学ⅠAの点数はそこまで高くありません。やはりⅡBをちょうど勉強している時期の高校二年生が多いため、ⅠAの対策に手が回っていないものだと考えられます。それでも理系とはいえ高校二年生の段階で基礎固めが終了した程度の英語力が求められることがわかります。

1年前の段階で英語7割、国語6割が難関大学で求められる水準か

ここまで各大学の合格者の1年前のセンター試験の点数を見てきましたが、英語7割弱、国語6割弱が求められる水準であるといえます。逆に高校二年生の段階でこのレベルに達していない場合は、効率的かつ大量に勉強して先行している受験生に追いつく意識が必要でしょう。もちろん点数が達しているからと慢心しているとすぐに足元を救われることになるので、着実に毎日勉強することが大事です。

今後、tuteeでは今回の記事のように、定量的に受験勉強の分析を重ねていきたいと考えています。特に今後は何時間どの程度の勉強をすればよいのか、その勉強時間をどの科目にどれだけ振り分けるべきなのかということについて明らかにしていきたいと思っています。

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Tutee 編集部

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