正しく付き合え!受験生のための「アドバイスリテラシー」

正しく付き合え!受験生のための「アドバイスリテラシー」

初めての受験。合格までの遠い道、寄り道している暇はありません。
そうなると必要になるのが先人たちからの「アドバイス」
しかし、その多様なアドバイスに迷う受験生はとても多いと思います。
自分自身の体験と、予備校スタッフ時代の経験を合わせたアドバイスリテラシー
お教えしたいと思います。ぜひ参考にしてください。

こんにちは、現役早大文学部2年生です。
途方もない時間とエネルギーを必要とする大学受験。どうせ受験するなら、自分の行きたい志望校に向けて頑張りたいものです。
しかし、「自分の志望校の選び方が本当に正しいのか」どうしても不安になってしまう方は多いと思います。そんな時、たくさんのアドバイスをくれる人いると思います。
しかしこの時、よく起きてしまうのが
「意見に振り回されてしまう受験生問題」
私自身、偏差値50半ばの高校から早稲田を目指しましたので、先生のアドバイスのレベルと自分の志望校のレベルのギャップに戸惑う事が多かったです。
そしてこのような悩み、問題は受験生共通のものであると思います。
現役時の体験と予備校スタッフとしての経験の中で、見つけた私なりの「アドバイスリテラシー」お伝えしたいと思います。

アドバイスを「なぜ」してくるのか

アドバイスと向き合う上で、アドバイスの動機「なぜ」を知っておかなければなりません。この「なぜ」の部分が分からないことには、アドバイスをうまく扱うことも、必要かどうか判定することもできないからです。
①「なぜ」アドバイスをしてくれるのか
②その「なぜ」を知ったうえでどうすればいいか 
の2点が解決に必要だということが解ります。

先生(高校)、予備校、親、先輩の
①「なぜ」アドバイスをするのか と ②私自身がどう対処していたか
をお伝えしたいと思います。

高校にも志望校がある!先生(高校)のアドバイス理由

受験生に志望校があるように、実は高校にも志望校があります。
生徒に受かってほしい大学「高校の志望校」があるので、その「志望校」に受かるためのアドバイスをするのです。高校レベル別の「志望校」傾向を以下にまとめておきます。

高校が「なぜ」アドバイスをするのか

私立進学校
上位国立主義。浪人してでも、という考えはほぼ常識。
私立中堅以下
確実な合格実績を目指す。そのためAOや推薦を生徒に薦めることも多い。
都立中堅以上
国立主義。私立は上位でもやや妥協とみられがち。浪人には肯定的。
都立中堅以下
基本的にはMARCHを推す。最近中堅校と呼ばれていた高校ほど上位校に名を連ねようと進路に力を入れている。そのため、早慶を推したり、国立クラスを作る学校も増えたよう。

私立に比べると都立は進路に強く干渉してきません。また都立には推薦は「逃げ」という風潮が少なからず見られます。また先生によっては、こういった傾向とは別に自分の出身大学を推してくる人も少なくはありません。

アドバイス対処法

自分の学校がどこら辺のレベルの大学を推しているのかを見極め、ペースメーカーにすることをオススメします。
自分の志望校と合致していれば、そのまま参考にすればいいですし、合致していずともペースメーカーとして十分参考にできます。
私の場合は「MARCH行ければ英雄」高校で早稲田を目指しましたので、
たとえば
「文法書は夏休みの間に5周はしよう!」→「よっしゃ、夏までに5周してやろ!」
「夏は、1日1つは英語の長文読みなさい!」→「1日4つは読んでやるぜ!」
のように、どれだけアドバイスを超えられるかという使い方をしていました。
MARCHに行くためのアドバイスより凄いことすれば早稲田に行けるだろう、という安直な発想でした。
信頼できる先生に個人的にアドバイスを貰いに行くのもオススメです。
何にしても「先生の言うことは関係ないや」とHRや集会でおしゃべり、居眠りは厳禁です。

数撃ちゃ当たる!!予備校のアドバイス理由

予備校の根底にあるのはビジネスです。そこで働く人たちにはそれぞれ想いがありますが、基本的にはビジネスです。そのことを踏まえて予備校のアドバイス理由をお伝えします。

予備校が「なぜ」アドバイスをするのか

簡単に言えば合格実績です。合格実績が欲しいのでアドバイスをします。
「どこかには受かってほしいし、たくさん受かってほしい」のです。
それ故に、熱を持って応援してくれます。ただしその反面、やや過剰に色んな大学を受験することを勧めてきたりもします。

アドバイス対処法

基本的に、予備校のアドバイスで損をすることはないでしょう。しかし、受験校を増やすとなると、・受験料・自分の生きたい大学じゃない等の問題がありますし、自分の状況を鑑みて決断しましょう。
私も受験校を決定する際、当初考えていなかった大学の受験を勧められました。金銭面の問題で、勧められた大学全てを受けることはしませんでしたが、
「ある程度、受験校のレベルにばらつきを持たせたほうが良い」
「センター利用でとれる大学があると自信につながる」
「滑り止めに受かっとくと志望校受験の際に余計なプレッシャーを受けない」
などのアドバイスは有難く頂戴し、いくつか受験校を増やしました。

最大出資者!親のアドバイス理由

子が受験生なら親は気になる物。程度の差はあれ、親御さんから受験について言われることはあると思います。

親が「なぜ」アドバイスをするのか

ほとんどの場合は、出資者だからです。
親だから子が気になるという事もありますが、何よりも親は受験に多額の出資をするからです。そもそも国立でもない限り、大学に入ること通う事には沢山のお金がいります。それに加えて、受験料、人によっては予備校代も加わります。ある程度は本人のお小遣いで払う、という事もあるかもしれませんが、それでも親にとって多額の出費に変わりはありません。ですので
「そのお金を無駄にしたくない
だから①とにかくどこかに入ってほしい ②払うからには良い学歴を!」
の2パターンに分かれると思います。

アドバイス対処法

最も身近な応援者です。最大限想いを組む、あるいは自分のビジョン、考えを納得してもらう事がベストであると思います。もちろん、例外はあるかと思いますので、一概には言えませんが「お金を出してもらっている」ということは忘れるべきではありません。
私の場合は、親はあまり学歴に拘りはなく、とにかく受かってほしいという考えでした。
しかし、私は早稲田に行きたかった上に、予備校で早稲田用講義を受けるためにお金を出してほしかったので、1時間丸々かけて、なぜ自分が早稲田に行きたいのか、今の勉強が合格にどれくらい必要なのかを説明しました。

助言というより自慢!?先輩のアドバイス理由

部活や学校、予備校で先輩の話を聞く機会があると思います。

先輩が「なぜ」アドバイスをするのか

「後輩を思う気持ち」と「自慢」の混合した理由で先輩はアドバイスをします。人によって「後輩を思う気持ち」と「自慢」の割合はそれぞれですが、先輩のアドバイス理由はこの二つであることが多いです。

アドバイス対処法

先輩一人の実体験のみがアドバイスの情報元です。予備校や学校よりもその情報元は心もとないと言えます。先輩に合った勉強法が自分に合うとは限りませんからね。
しかし実体験だけに、どのアドバイスよりも現実味があり「目の前の先輩は合格した」という確固たる事実があるので信用はし易いと思います。
私の場合。アドバイス対処法は至極簡単で、「先輩よりもすごいことをする」、「受験生あるある系のアドバイスは頭の片隅に置いておく」でした。

損をするだけ!NG行動

誰からのアドバイスであろうと共通して取ってほしくないNG行動があります。
1、 様々な意見のどれが正しいか分からず、受験勉強が一貫しない。散らかった勉強をしてしまう。
2、 一つの意見を盲信してしまい、ほかの意見を耳に入れない。
の二つです。
折角のアドバイスが足を引っ張っては意味がありません。
かといってアドバイスに翻弄されないために、アドバイスを聞かなければ損をするばかりです。
アドバイスをしてくれる人たちは、当然ですが自分よりは大学受験を知っています。ならば、翻弄されず、無視をせず正しく付き合うべきです。上記の対処法を参考に、ぜひうまく付き合ってください。

最後に

いかがでしたでしょうか。
大学受験をするのは、受験生本人です。
受かるのも、落ちるのも受験生本人だけです。アドバイスをくれる人達は代わりに受かってくれもしなければ、落ちてくれもしません。
落ちた時、誰かのせいだと思ってしまう受験はとても悲しいことだと思います。そうならないためには、「アドバイスは一意見!盲信しないが参考にはする!」姿勢が一番のように思います。
ぜひ、このコラムも「参考」にしてください。

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HayaSick

早稲田大学文学部の2年生。 偏差値54の公立高校卒。 センター英語50点スタートで一年で早稲田受かりました。 「大学受験で一発逆転したい!」そんな方のお力になれると思います。 また、予備校での指導経験あります。 どんな奴が一発逆転できるのか、もしくは出来ずに挫けてしまうのか そんなことを皆さんにお伝えできればと思います。 根性論大好きです。 人生において、なかなか頑張れる機会は多くないと思います。 頑張ろうと思っても、頑張る舞台がなければ人間頑張りにくいものです。 受験はそんな数少ない「頑張る舞台」です。 人生をかけた最高の青春だと思います。 一緒にがんばりましょう

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