京都大学農学部に行くための「化学」の勉強法は?

京都大学農学部に行くための「化学」の勉強法は?

こんにちは。質問ありがとうございます。京都大学農学部4回生の者です。

私は受験生時代に物理と化学を選択していました。
化学は学校で習ったことや指定された問題集以外にも自分で問題集を購入して勉強していました。
その中で京都大学受験に必要だなと思ったことを書きたいと思います。参考にしていただければ幸いです。

京都大学農学部の「化学」の特徴とは?

まず、京都大学の化学の出題傾向には特徴があります。

大問は4つで構成されています。近年は第1問は理論分野、第2問は無機分野、第3問は化学Iの有機化学分野(主に構造決定)、第4問は化学IIの有機化学分野(天然高分子または合成高分子)から出題というスタイルが定着しています。また、第二問に関しては無機分野単体が出題されるのではなく、理論分野と組み合わさった問題が出題されることも多々あります。

物理と化学あわせて180分の時間が与えられるため、約90分を解答時間に充てることができます(私は物理に時間を書けるため75~80分で切り上げていたが)。

特徴に基づいて行うべき対策

大切になってくるポイントは主に2つです。
①理論分野の思考力を徹底的に鍛え上げる。
②有機分野の構造決定問題や高分子問題での得点率を確保する。

①について

センター試験と違い、一問一答形式の問題はほとんど出ません。
加えて表面的な知識や理論のみで対策したつもりになっていては手が出せずに終わってしまう可能性があります。
大切なのは、基本的な事項について理解をしっかりと深めることです。

その時に重要になってくるのが参考書ですが、私は「化学の新演習」と「化学の新研究」をオススメします。特に「化学の新研究」は辞書のように分厚い参考書ですが、学校でもらう教科書とは異なり、深い理解を約束してくれる参考書です。早めに購入し、授業で習ったことの復習や理解の助けに使用するとよいと思います。

また、「化学の新演習」についてですが化学の問題集としてはかなり上位のレベルにあると思います。この問題集の理論分野を最低2周(特に化学平衡など頻出単元は理解できるまで何度も)し、京大の過去問をできるだけ多く解いてください。

②について

理論分野に比べて得点しやすい分野であると私は感じました。大問にして2題分、50点分も出題されるので、京都大学の化学の対策受験生の多くが時間をかけるところです。「化学の新演習」を用いて練習を重ねれば、構造決定は得意になるはずです。私は夏休みに「新演習」の理論分野とともに有機分野をすべて解き、そこから入試までにもう一周しました。
本番では構造決定の問題については完答することができました。

大切なのは問題文から情報を余すところなく抽出することです。そして抽出した情報をもとに、可能性のある形をしっかりと書き出しておくこと(もれなく!)が京都大学の化学を解く上で大切なポイントです。

見込める得点と+αの学習

上記のトレーニングが積めていれば、5~6割ほどの点数が確実に取れます。これで合格には十分な得点ですが、+αを目指す人は無機分野の新演習をやりこむことと、過去問以外にも過去模試などにも手を付けてみてください。
とにかく、見たことのない問題でも基本的な理論の事項が正しく理解できていれば得点できるので、演習と「新研究」での理解を深めることを根気よくやっていきましょう。

以上で回答を終了します。参考にしてください。

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sakatani

京都大学 農学部 4回生です。 高校は洛南高校出身です。 中学高校では6年間柔道を、大学では4年間ボートをしていました。 大学では全国6位になりました。 要領のいい方ではありませんが、 限られた時間の中で目標をしっかり立てて、今までなんとか乗り越えてきました! 部活も勉強も両立したいという「文武両道」spiritを持った受験生を特に応援したいと思います。

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