0からセンター試験国語で8割取るために必要な時間は300時間

0からセンター試験国語で8割取るために必要な時間は300時間

主要科目にも関わらず、学習がしにくい国語の対策について体系立てて書いています。①学習スタートから6割②6割から8割という段階別で書きましたので、自分の状況に合わせて参考にしてください。

こんにちは、tutee編集部です。

主要3教科の1つでありながら、科目の性質上、対策が取りにくい科目である国語、巷でも「国語、特に現代文は運とセンスで決まる」などと言われているように感じます。
実際、センター試験でも90%の得点を安定的に獲得するのは非常に難しいように感じますが、80%であればしっかりとした対策を取ることで安定させることができるように感じます。
また体系的な学習なしに、問題集や過去問の演習をしても、あまり効果がありません。それこそ、読める文章のとき、解ける文章のとき以外は安定した得点を取る事が出来ません。対策をしない受験生が多いからこそ、体系だった対策をすることは非常に意義のある事だと思います。

本日は難関大学合格における国語の基本的な学習法を説明した上で、0から60%、60%から80%の2段階に分けて国語の基礎定着の学習法について考えていきたいと思います。

国語学習の基本的な流れ

国語学習は現代文、古文、漢文に分かれるので各科目をわけて考えたいと思います。

現代文の基本的な流れ

現代文学習の基本的な流れは

1、漢字、評論用語の暗記
2、文章読解の練習
3、問題演習

となっています。
現代文というと、母国語ということもあってしっかりとした学習をしないように思えます。
また、よく勘違いされがちなのは「現代文は筆者の伝えたい事が何かを考える科目」ということです。しかしながら、本来現代文という科目は「問題作成者の考える、筆者の伝えたい事が何かを考える科目」ということなのです。
加えて、特に大学入試の現代文ともなると、大学生でも難解な文章が散見されています。まずは、そこで出てくるような頻出用語や漢字を抑えた上で、文章を読む練習をし、その上で問題演習をしていきましょう。

古文・漢文の基本的な流れ

古文・漢文の基本的な流れは

1、単語、文法の暗記
2、文章の精読
3、問題演習

となっています。
イメージで言えば英語学習とそこまで大差ないように思えます。
両方ともまずは暗記事項をしっかり学習しましょう。古文で言えば古文単語や助動詞を中心とした文法事項の暗記、漢文で言えば語句や再読文字の暗記を行いましょう。その上で文章読解、問題演習をしておきましょう。

センター試験国語の特徴

センター試験国語の特徴は

1、大問は評論文、小説、古文、漢文の4つ
2、試験時間は80分なので試験時間的な制約は最も厳しい試験の1つである。
3、一般的に評論文、漢文は対策次第で得点がしやすいが、小説、古文は安定した得点をとる事が難しい
4、文章の難易度と問題の難易度は反比例している、つまり文章が難解な時は問題は平易で、文章が平易な時は問題が難解である。

といったところでしょうか。
センター試験の国語で安定した得点を見込むには、各分野の正確な読解力、解法力と試験時間への慣れが必要でしょう。

学習スタートから60%取るまでの学習法

先と同様に現代文と古文、漢文に分けて考えたいと思います。

現代文


60点が奪取出来る段階というのは
「文章が読めて各設問の選択肢を2択に絞る事は出来る」
という状態です。これをもとにするとこの段階での目標は
「センター試験レベルの文章でも一回読めば内容を理解する事が出来る」
としておきましょう。

その上で必要な学習は
・漢字、評論語句を暗記:30時間
・文章の精読:75時間
です。

漢字に関しては学校で配布されるような問題集をやっておけばいいかと思います。レベルで言うと漢検準2級〜2級程度が出来ていればいいでしょう。
評論用語は頻出の用語、約300語程度を理解しておけば良いでしょう。参考書は「早わかり入試頻出評論用語」や「現代文キーワード読解」などを抑えておけば良いかと思います。

文章の精読に関しては学校の教科書から入ると良いかと思います。特に経済系や社会科学、哲学系の話等、普段はあまり触れない難解な文章をピックアップして読む練習をしましょう。教科書だけだと物足りないという人は、およそ、50本程度の文書の精読をすればいいかと思います。また、ただ流し読みするのではなく、文章の論理展開を考えながら読みましょう。読んだ上で、200字程度で要約まで出来ると良いかと思います。

オススメの学習法としては
1、文章を一読して筆者の主張と根拠を抑える。
2、振り返りながら要約を作成、添削してもらう。
3、次の日にもう一度読み、頭の中で要約を作る。
というような具合で学習していくと良いかと思います。

古文

6割が奪取出来る段階というのは
「ある程度文章が読めており、センターも時間をじっくりかければ得点が出来る」
という状態です。これをもとにするとこの段階での目標は
「古文の基本的な読解力を高める」
としておきましょう。

その上で必要な学習は
・単語、文法事項の暗記:30時間
・文章の精読:40時間
です。

単語に関しては「マドンナ古文単語」、「古文単語565」等を使用しましょう。英単語等と比べて量は少ないのであまり時間はかからないかと思います。
文法事項は敬語と助動詞を中心に学習しましょう。敬語と助動詞さえ覚えておけば正直なところほとんど問題ないかと思いますので、活用や意味は完璧に抑えておきましょう。「ステップアップノート」等、書きこみながら学習する参考書はオススメです。

文章の精読に関してはこれも学校の教科書等に載っている「源氏物語」等を使うと良いかと思います。古文を読む上で敬語は非常に重要な要素となります。というのも古文は主語が省略されている場合が非常に多く、そのため物語の因果関係が非常につかみにくくなります。その書かれていない主語を考える上で重要なのが敬語なのです。実際に読解する上では主語を補う練習をしておくと、非常に実のある学習になると思います。

漢文

6割が奪取出来る段階というのは
「センター漢文が8割程度読めている」
という状態です。これをもとにするとこの段階での目標は
「基本事項のインプット」
としておきましょう。

その上で必要な学習は
・単語、文法事項の暗記:15時間
です。

漢文のインプットしなければならないことは非常に少ないです。返り点などの基本ルールは抑えた上で、特に頻出の再読文字等は抑えておきましょう。また、読み下すと古文と同様の読解になるので、古文の学習は必須です。おすすめの参考書は「漢文道場」などでしょう。深く考えず、とりあえず一冊やっておけば問題ないかと思います。

60%から80%取るための学習法

60%から80%に持っていく上では、現代文、古文、漢文もそこまで必要なことは変わりません。
80%の得点を奪取出来る段階というのは
「自信を持って選択肢を選ぶ事が出来ている」
という状態です。そのため、この段階での目標は
「問題演習をして実際の得点力を磨く」
ということとしましょう。

その上で必要な学習は
・基本問題集での演習(現代文:30時間 古文:30時間)
・過去問演習:50時間
があげられるでしょう。

基本問題集に関しては現代文は「出口のレベル別問題集シリーズ」等を抑えておきましょう。古文は「古文上達」等のメジャーどころで構いません。また、漢文は先にも述べたように基本的なルールを覚えたら古文と読解方法は変わらないので、問題集でやる必要は無いかと思います。

過去問演習は1周目は復習含めて3時間、2周目は復習含めて2時間の計10年分で計算しています。
先にも述べましたが、センター試験の国語は時間制限が非常にタイトです。
そのため、過去問演習のときにはどの大問でどのくらいの時間を使うのかという事を念頭において学習していきましょう。

時間配分としては
現代文:25分
小説:18分
古文:18分
漢文:15分
見直し:4分
が目安となるかと思います。自分なりの時間配分があると思いますので、得意不得意、目標得点に応じて自分の解く順番を確立させましょう。

上記から考える必要学習時間

上記から考えると学習スタートから8割獲得までに必要な学習時間は300時間と言えるでしょう
学習期間に対する必要な一日あたりの勉強時間は、おおむね
1年→50分/日
6ヶ月→1.5時間/日
3ヶ月→3時間/日
1ヶ月→10時間/日
のようになります。
また、例えば現代文は6割取れているという人であれば、195時間(2時間/日で3ヵ月強)、古文漢文が6割取れているという人であれば、215時間(2時間/日で4ヵ月弱)が必要となって来ます。
いずれにせよ、今の自分自身の学習状況を見ながら参考にしてもらえると良いかと思います。

最後に

いかがでしたか。
国語は特に学習法が難しく、得点を安定させる事は難しい科目です。
だからこそ、必要な学習を必要な分だけこなし、最低限の点数を確保した上で他の科目の対策をすると良いかと思います。
ぜひとも、自分の学習状況と照らし合わせて学習を進めていただければと思います。

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