小論文攻略に必要なたった4つの力とその付け方

小論文攻略に必要なたった4つの力とその付け方

小論文というと非常に敬遠されがちな科目です。「センスが大切でしょう」という高校生も少なくないと思っています。今回は実際の入試問題等を見ながら、小論文に必要な力を4つに分類し、その対策法について書いてみました。是非参考にしてください。

こんにちは、慶應大4年の者です。
本日は「小論文」という科目の学習法について考えてみたいと思います。
小論文は慶應や早稲田の一部の学部、国公立大入試を中心に入試科目として取り入れられています。また医学部の2次試験でも使われています。

小論文というと、みなさんどのようなイメージがあるでしょうか?
「なんとなく難しそう…」
「文章を書くのは苦手だし才能ある人しか出来ないんでしょ?」
「どうせ差がつかない科目でしょ」
こんなイメージが付いているのではないでしょうか。

しかしながら、周りの受験生が学習しないからこそ、体系的に学習をする事で差をつける事が出来ます。
今回は小論文の実際の問題を例に出しながら、小論文対策をする上で必要な力、及び具体的な対策方法について述べていきたいと思います。

実際の入試問題から見る小論文の概要

小論文とは言ってもどのような問題が出るか分からないという人も多いと思います。

実際に過去の大学入試で出たものを例示すると

・次の文章は「生物多様性」を題材に論じたものである。著者の議論を400字程度でまとめ、人間社会における「関係価値」について具体例を挙げながら論じなさい。(2015年度慶應大法学部)

・この文章で論じられている「異邦人」について300字以上360字いないでまとめた上で、「異邦人」とはどのような存在か、この文章を踏まえてあなたの考えを320字以上400字以内で述べなさい(2015年度慶應大文学部)

・次の図は日本の成人の「運動・スポーツ種目別週1回以上実施者の推移」を示したものである。図から読み取れることを示し、それに基づいて日本における今後のスポーツ振興の課題について801字以上1000字以内で述べなさい。(2015年度早稲田大スポーツ科学部)

等があげられます。

小論文というのは何も全く0の状態から自分自身の意見を言う問題では決してありません。
「与えられた課題の要点を見抜き、それに対して適切な意見を論理的に提言する」
という科目なのです。

実際に合格する人達の試験時間中の動きを見ると
1、文章を読んで筆者の論点を確認し要約する。
2、最終的な問いに対する自分の答えを明確にする。
3、その答えを導きだす為の文章構成を考える。
4、実際に文章を書く。
5、誤字脱字等がないか、見直しをする。
というような流れで問題を回答しています。

そう考えてみると小論文を解く上で必要な力は
・読解力
・構成力
・文章力
・創造力
の4つがあげられるかと思います。

では、その4つの力というのはどのような力なのかを確認しようと思います。

小論文に必要な4つの力

読解力

まず最も重要な力はこの読解力だと思います。先にも述べたように基本的に小論文という科目は、課題文の立場を考えた上で自分の意見を立論していかなければなりません。与えられた課題文やグラフを正確に読み取り、論点を整理出来ていなければ、点数になることはありえません。平たく言ってしまえば現代文の能力とも言えるでしょう。

構成力

構成力とは「文章を構成する力」です。論理的な文章を書く事も小論文では重要な力でしょう。
端的に言うと「起承転結」を意識して書くという事です。

文章力

文章力とは「文章を書く力」です。文章構成をした上で、実際に一つ一つの文章を書き上げていく力、といえば良いでしょうか。文章一つ一つの言葉遣いや言葉まわしも、その小論文の印象を決める大きな要因となる事は自明でしょう。

創造力

創造力とは「鋭い意見を出せる力」です。小論文というと多くの高校生はこの力が重要だと考えていると思いますが、これももちろん重要なポイントでしょう。特に最終的に差をつけようと考えている場合は、この力を鍛える事が重要になってくると思います。

具体的な対策

それでは先に述べた4つの力について具体的にどのように付けていけばいいか考えてみましょう。

読解力の付け方

この力は普段の現代文の学習で養う事が最も効率的であると考えます。
特に小論文の試験の場合は読解して記述するという流れなので、非常にタイトな時間で行っていく必要があります。
およそのイメージで言うと、見開き4ページ分程度の分量を30分程度で400文字程度に要約出来るくらいの練習をしておくと良いかと思います。

構成力の付け方

これは簡単な問いに対して文章を書いてみることで鍛えていくといいと思います。そのときには「起承転結」を意識しましょう。
「日本の英語教育を小学校から導入すべきか?」
「選挙権は18歳にするべきか?」
などなど、YESorNOで考えられる問題に対して、800字程度、4段落構成で書く練習を刷ると良いと思います。
また参考書で体系的に学ぶ事も重要かと思います。

文章力の付け方

これに関しては一長一短でつくものではないとおもいます。今までの読書経験や、どれだけ多くの文章に触れてきたか、という部分に起因してきます。対策としては、小論文の各予備校や出版社が出している模範解答をしっかり読む事でしょうか。正直なところ、この部分に関してはなかなか伸ばしにくいため、ある程度諦める事も大切かと思います。

創造力の付け方

この力は普段からの積み重ねによって生まれてくると思います。創造力というと、ある意味天性の才能で思いつくかどうか、と思う受験生が多いと思いますが、決してそんな事はありません。基本的には先にも述べたように小論文は「文章の論点に則って意見を言う」科目であり、自分自身の知識をそれに結びつけていく事が重要なのです。
なので、知識をインプットしていく事が重要であると考えます。私自身は毎日、新聞の社説を切り取り、それを要約するようにしていました。そうすることで知識の獲得に加えて、文章力、読解力のアップも行っていました。下記のような参考書も使うといいかもしれません。

まとめ

こう考えてみると、小論文においてある意味天性のものが必要とされるのは、文章力だけだと考えています。
しっかりと文章を読み、論理的に構成し、それに対して意見を伝える、という小論文の基本姿勢は鍛えれば誰でも出来るようになると思います。またそういった作業は多くの受験生は出来ていないので、少し練習をするだけで差が付き、その差が合格にも直結します。ぜひとも、効率よく学習をする事で、合格に値する得点を取ってください。

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いまいける

慶應商学部の4年生です。 予備校で4年間、受験生の受験相談に乗っていました。 勉強法からモチベーション管理系、志望校の選び方まで幅広く高校生の皆さんのためになる記事を書けたらと思っています。ぜひ参考にしてください。

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