0からセンター試験数学1Aで9割取るために必要な時間は290時間

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「数学は得意なはずなのに"センター数学"は苦手・・・」といった人に向けて、センター数学1Aの攻略法をまとめました。①学習スタートから60点②60点から80点③80点から90点、という段階別で書きましたので、自分の状況に合わせて参考にしてください。

tutee編集部です。
センター数学は、国立二次や私大の数学と性質が大きく異なる試験です。それゆえ、苦戦する人もかなり多いです。しかし、一つだけ言えることがあります。それは
「センター数学で高得点が獲得できれば、個別試験でも高い得点が期待できる」
ということです。
さらに、センター試験は受験者層が広い試験ですので、出題される問題もかなり作りこまれています。
これらを考えると、センター数学の対策をすることは受験数学において大きな価値を持っているのです。

数学1Aは、図形や場合の数と確率、さらには整数など「苦手な人はとことん苦手!」といった科目が目白押しです。しかし、しっかりと対策すれば安定して高得点が取れる科目でもあります。
今回は、数学の学習の基本とセンター数学1Aの特徴を述べたうえで、センター数学1Aの攻略法を
①学習スタートから60点まで
②60点から80点まで
③80点から90点まで
と段階に分けて紹介します。自分のレベルに合わせて参考にしてください。

数学の学習の基本

数学は以下のような流れで学習していきます。

1.公式暗記(使えるようにする)
2.解法暗記(解けるようにする)
3.問題演習(1,2の確認)

まずは公式を使えるようにし、それらを組み合わせて基本問題を解けるようにします。基本問題の解法を覚えたら、それらを組み合わせて標準問題を解けるようにします。さらに標準問題の解法を組み合わせて難問を・・・といったように、「覚える→演習」というサイクルをどんどん回しながら内容を深めていきます。

センター数学1Aの特徴

センター数学1Aの特徴としては

・60分間で大問4,5つの100点満点(2015年は5問、2016年は4問。全体の分量は変わっていない)
・必須問題と選択問題に分かれている。各問題の出題範囲は以下の通り
 必須問題:1次,2次関数、集合と命題、図形と計量、データの分析
 選択問題:場合の数と確率、整数の性質、図形の性質
・計算は重くないが、そのぶん解法が思いつきにくい問題が多い(特に図形分野)

といったことが挙げられます。冒頭でも書いたように、多くの人が苦手とする科目が目白押しです。難易度は高くないものの、苦手分野を克服した人とそうでない人で得点が大きく分かれる試験です。

学習スタートから60点取るまでの学習法

60点が獲得できる段階というのは
「基本的な公式が使えて、教科書の例題レベルの問題が解ける」
という状態です。これをもとにすると、この段階での目標は
・基本公式の暗記
・基本問題の解法の暗記
となります。これを達成するために必要な学習は
・教科書傍用問題集を一通り解いて(基本問題のみ)教科書レベルを理解する:20時間
・基礎問題集を一通り解く→やり直しをする:40+60=100時間
です。
基礎問題集には「黄チャート」「チェック&リピート」「合格る計算」などがおすすめです。これらの問題集は傍用問題集のレベルと重複する部分があるので、傍用問題集は(よっぽど出来が悪くない限り)1周のみでよいと思います。

また、このあたりで自分なりの学習法を確立してしまいましょう。講義形式の参考書を読んで一つ一つ納得しながら進めていくのか、それとも問題集で解き方をどんどん覚えていくのか、自分に合った学習法を見つけましょう。
この段階では、例えば

①教科書を読みながら傍用問題集を解いて内容を理解する(20時間)
②基礎問題集を例題(ハイライトされている問題)のみを解く→間違えた問題は解答を写経(40時間)
③間違えた例題も含め、すべての問題を解く→間違えた問題は解答を写経
④間違えた問題を(正答率が8割くらいになるまで)繰り返し解く(③,④合わせて60時間)

という学習法が考えられます。これは以後の段階でも応用できます。
(正答率が8割くらいになるまで)というのは、この段階で長期間足踏みしてしまうのは非効率的だからです。「全問解けるように」ではなく「全体の8割くらいの問題を確実に解けるように」を目標として取り組むとよいでしょう。

60点から80点取るまでの学習法

この段階が最も重要です。80点が獲得できる段階というのは
「標準レベルの問題はおおよそ解ける」
という状態ですので、この段階での目標は
・標準問題の解法の暗記
となります。そのために必要な学習は
・標準問題集を解けない問題がなくなるまで繰り返し解く:50+100=150時間
です。この段階で使う問題集には「1対1対応の演習」などがおすすめです。
前段階で挙げた例と同様の学習をすると

①例題のみを解く→間違えた問題は解答を写経(50時間)
②間違えた問題のみ解く→さらに間違えた問題は解答を写経
③これを繰り返して、全ての問題を解けるようにする(②,③合わせて100時間)

のようになります。
非常に重要な段階なので、解けない問題がなくなるまで繰り返し解きましょう。この段階で演習を重ねていくと、前段階で苦戦していた問題もすんなり解けるようになっているはずです。

80点から90点取るまでの学習法

90点が獲得できる段階というのは
「試験問題のうち、解けない問題は1,2問だけ」
という状態ですので、この段階での目標は
・問題演習を重ねて様々なパターンの問題を解けるようにする
ことです。このために必要な学習は
・センター試験の過去問を解く(10年分+間違えた問題の復習):20時間
が考えられます。冒頭でも書いたように、センター数学は特異な試験です。他の問題集に取り組むという選択肢もありますが、センターの対策にはやはりセンターの過去問が最適です。
ここでの学習は

①60分しっかり計って解く(得意ならば50分でも良い)
②間違えた問題の復習

という流れで行うとよいでしょう。
過去問の多くは大問5つ構成だと思うので、
「基本的に各問10分×5+見直し、得意不得意に応じて10分±αする」
といった時間配分がよいでしょう。

また、センター数学に限りませんが、復習する際には間違えた原因を
・解くために必要な知識を持っていなかった→インプット不足
・必要な知識はあったが、それらをうまく使えなかった→アウトプット不足
の2パターンに分類して、それぞれに合った対策をするとよいでしょう。

上記から考える必要学習時間

上記すべてを合計すると、学習スタートから9割獲得までには290時間の学習が必要だと言えます。
学習期間に対する必要な一日あたりの勉強時間は、おおむね
1年→50分/日
6ヶ月→1.5時間/日
3ヶ月→3時間/日
1ヶ月→10時間/日
のようになります。
また、既に基本事項を理解していて60点が取れている人は、170時間(2時間/日で3ヶ月弱)の学習で90点まで到達できる計算です。
数学そのものおよび各分野の得意不得意によって変わってきますが、これくらいの時間しっかりと勉強すればセンター数学1Aで9割を獲得するのは可能でしょう。

下記リンクに志望校別のセンター試験1年前の得点を載せておきます。今の学習状況と目標を考えた上で、どのくらいの学習をすればよいかを考えてみて下さい。

まとめ

以上がセンター数学1Aで9割を獲得するまでの学習法です。
多くの難関大志望者にとってセンター数学1Aは難しくなく、「9割取れて当然」のようなイメージがあります。そんな「当然」というイメージがあるからこそ、数学1Aでの失敗は合否に大きく響きます。足元をすくわれないよう、しっかりと対策しましょう。

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Tutee 編集部

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