0からセンター試験数学2Bで9割取るために必要な時間は500時間

0からセンター試験数学2Bで9割取るために必要な時間は500時間

文理問わず、受験生の鬼門として立ちはだかるセンター数学2B。今回はそんなセンター数学2Bの攻略法をまとめました。①学習スタートから50点②50点から70点③70点から80点④80点から90点、という段階別で書きましたので、自分の状況に合わせて参考にしてください。

こんにちは。tutee編集部です。
センター数学は、国立二次や私大の数学と性質が大きく異る試験です。とはいえ、1Aは難易度が高くなく計算も煩雑にならないので、二次試験の対策をしっかりしていればセンター用の対策なしでも高得点が取れてしまう人も多いでしょう。
しかし2Bは、慣れていないと難関大志望者でも高得点は厳しいです。計算量に対する時間の短さによって平均点も1Aと比べて大きく下がり、安定した得点のためにはしっかりとした対策が必要です。

今回は、数学の学習の基本とセンター数学2Bの特徴を述べたうえで、センター数学2Bの攻略法を
①学習スタートから50点まで
②50点から70点まで
③70点から80点まで
④80点から90点まで
と段階に分けて紹介します。自分のレベルに合わせて参考にしてください。

1Aの記事もあるので、こちらも参考にしてください。

数学の学習の基本

数学は以下のような流れで学習していきます。

1.公式暗記(使えるようにする)
2.解法暗記(解けるようにする)
3.問題演習(1,2の確認)

まずは公式を使えるようにし、それらを組み合わせて基本問題を解けるようにします。基本問題の解法を覚えたら、それらを組み合わせて標準問題を解けるようにします。さらに標準問題の解法を組み合わせて難問を・・・といったように、「覚える→演習」というサイクルをどんどん回しながら内容を深めていきます。

特にセンター2Bでは、ただ解けるだけではなく「速く」解けることが肝になります。そのためには「問題を見たらすぐに解法が思い浮かぶ」という状態になる必要があり、問題演習を重ねることが欠かせません。

センター数学2Bの特徴

センター数学2Bの特徴としては

・60分間で大問4つの100点満点
・必須問題と選択問題に分かれている各問題の出題範囲は以下の通り
 必須問題:指数・対数関数、三角関数、微分法と積分法
 選択問題:数列、ベクトル、確率分布と統計的な推測 から2つ
・試験時間に対して計算量は多いが、軌道に乗れば答えにたどり着く

といったことが挙げられます。センター2Bでは、難しい発想を要求する問題は出題されません。繰り返しますが、解くスピードが何よりも大事です。

これから各段階での学習法について述べますが、ここで2つの切り口を用意します。

・問題のレベル
基本問題:教科書、黄チャートレベルの問題
標準問題:「1対1対応の演習」の例題レベルの問題(教科書の章末問題レベル)

・解くスピード
考えながら解ける:解法を思い出しながら解ける
考えないで解ける:解法は暗記しているが、効率良く計算はできない
滞りなく解ける :解法を暗記していて、計算も見通し良くできる

これらの切り口に着目しながら読んでみてください。

学習スタートから50点取るまでの学習法

50点が獲得できる段階というのは
「基本問題が考えながら解ける」
という状態です。これをもとにすると、この段階での目標は
・基本公式の暗記
・基本問題の解法の理解
となります。これを達成するために必要な学習は
・教科書傍用問題集を一通り解いて(基本問題のみ)教科書レベルを理解する:40時間
・基礎問題集を一通り解く:80時間
です。
基礎問題集には「黄チャート」「チェック&リピート」「合格る計算」などがおすすめです。これらの問題集は傍用問題集のレベルと重複する部分があるので、傍用問題集は(よっぽど出来が悪くない限り)1周のみで良いと思います。

また、このあたりで自分なりの学習法を確立してしまいましょう。講義形式の参考書を読んで一つ一つ納得しながら進めていくのか、それとも問題集で解き方をどんどん覚えていくのか、自分に合った学習法を見つけましょう。
この段階では、例えば

①教科書を読みながら傍用問題集を解いて内容を理解する(40時間)
②基礎問題集を例題(ハイライトされている問題)のみを解く→間違えた問題は解答を写経(80時間)

という学習法が考えられます。これは以後の段階でも応用できます。

50点から70点取るまでの学習法

最も大切な段階ですが、それだけに時間もかかります。
70点が獲得できる段階というのは
「基本問題は考えないで解け、標準問題は考えながら解ける」
という状態です。この段階での目標は
・基本問題の解法の暗記
・標準問題の解法の理解
となります。そのために必要な学習は
・基礎問題集を完璧に解けるようにする:120時間
・標準問題集を一通り解く:100時間
です。
標準問題集には「1対1対応の演習」「標準問題精講」などがおすすめです。
基礎問題集を完璧に解けるようにするためには、

(一通り解いたうえで)間違えた問題を解く
→さらに間違えた場合は解答を写経
→間違えた問題を解く→・・・

のように、解けない問題がなくなるまで繰り返し解くのが効果的だと思います。
標準問題集に取り組む際には、間違えた問題は解答を写してしっかり理解しましょう。

70点から80点取るまでの学習法

このあたりから伸び悩んできます。80点が獲得できる段階というのは
「基本問題は滞りなく解け、標準問題は考えないで解ける」
という状態ですので、この段階での目標は
・標準問題の解法の暗記
・基本問題の頻出パターンの暗記
となります。そのために必要な学習は、
・標準問題集を完璧に解けるようにする:100時間
・センター用問題集を一通り解く:20時間
です。
標準問題集を完璧に解けるようにするためには、やはり繰り返し解き直すのが効果的でしょう。

センター用問題集には「センター試験必勝マニュアル 数学2B」「解決! センター数学2B」などがおすすめです。特に前者「必勝マニュアル」には、積分計算で重宝する1/3,1/6,1/12公式を始めとした実践的な公式・考え方が多く掲載されています。高得点を狙うならぜひ読んでおきたい1冊だと思います。

80点から90点取るまでの学習法

90点が獲得できる段階というのは
「基本問題、標準問題ともに滞りなく解ける」
という状態ですので、この段階での目標は
・標準問題の頻出パターンの暗記
となります。このために必要な学習は
・センター用問題集を完璧に解けるようにする:20時間
・センター試験の過去問を解く(10年分+復習):20時間
です。
センター試験は特徴のある試験なので、この10点を詰めるには独特な形式に慣れる必要があります。そのためにはやはり過去問が最適でしょう。

過去問に取り組むときは、必ず時間を計って解きましょう。
復習する際には、解けなかった原因を
・そもそも方針が浮かばなかった→インプット不足、基礎の復習
・解き方はわかったが時間が足りなかった→アウトプット不足、工夫して計算を速く
の2パターンに分類するとよいでしょう。時間が足りなかった場合には、「どうすれば効率良く解けるか」「使える公式はないか」などを考えて、賢く対策を取りましょう。

上記から考える必要学習時間

上記を全て合計すると、学習スタートから9割獲得までには500時間の学習が必要だと言えます。学習期間に対する必要な一日あたりの勉強時間は、おおむね
2年→40分/日
1年→1.5時間/日
6ヶ月→3時間/日
3ヶ月→5.5時間/日
のようになります。また、各段階から9割獲得に必要な時間を計算すると
現在50点の人→380時間、1時間/日で1年強
現在70点の人→160時間、1時間/日で5ヶ月強
現在80点の人→40時間、1時間/で1ヶ月強
となります。数学そのものおよび各分野の得意不得意によって変わってきますが、これくらいの時間しっかりと勉強すればセンター数学2Bで9割獲得するのは可能でしょう。

下記リンクに志望校別のセンター試験1年前の得点を載せておきます。今の学習状況と目標を考えた上で、どのくらいの学習をすればよいかを考えてみて下さい。

まとめ

以上がセンター数学2Bで9割を獲得するまでの学習法です。
文系理系問わず、センター2Bは受験の鬼門と言ってよいでしょう。しかし今まで述べてきたように、しっかりと対策すれば9割も獲得できます。この鬼門を乗り越えれば、合格はもうすぐです。

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Tutee 編集部

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