計算から論述まで。慶應商学部「論文テスト(小論文)」の攻略法

計算から論述まで。慶應商学部「論文テスト(小論文)」の攻略法

現役慶應生による慶應商学部「論文テスト」の攻略法です。特殊な問題形式なので対策方法が少ないため、受験を検討している方は参考にしてください。

慶應大商学部の4年生です。本日は商学部の「論文テスト」の対策法についてです。私自身、私立文系で慶應商学部もしっかりと対策をして合格しました。
特に論文テストは慶應の商学部にしか見られない特異な問題形式です。何をやっていいのかわからない方も多いと思いますので、その傾向と対策についてお話しできたらと思います。

慶應大学商学部の「論文テスト」の特徴とは?

大問構成は基本的に2〜3問構成の70分です。特徴としては
①読解問題、計算問題、語句問題の中から出題される。ただし語句問題は近年出題されていない
②分量が多く非常にタイトな試験
③他学部の小論文とは異なり記述形式の設問は配点の3割程度
④読解問題では経営や商学系統の題材の問題が頻出
⑤計算問題は確率、統計的な思考を要する問題が頻出
が挙げられるでしょう。

特徴に基づいて行うべき対策

語句問題は近年出題されていないという点、また過去の出題例を見ると非常に難易度が高く、差がつかないため効率が良いとは言えません。そのため、本稿では読解問題と計算問題に焦点を当ててお話しできればと思います。

読解問題
過去の出題例を見てみると
・カールポパーの反証可能性命題について(2011年 第1問)
・マグリブ貿易商の歴史制度分析(2013年 第1問)
・企業の社会的責任論(2012年 第1問)
などなど、受験生はおろか大学生にもパッと見ただけでは理解できないような内容から出題されています。
よくありがちな受験生だと、「経営や商学系統の知識をつけなければ合格できない…」と考えてしまい、対策に迷ってしまいます。しかしながら、基本的には知識がなくともその文章を丁寧に読み、順を追って考えていけば正解にたどり着ける仕組みになっています。
なので対策としては
・経済関連の文章を要約する訓練をする。
・過去問演習にて知識をつける。
の2点が挙げられると思います。
経済関連の文章を要約するという点に関しては、私自身は「新聞の社説」を毎朝読んだ上で要約をしていました。また他大学の過去問や学校のテキスト等で、自分に馴染みのない文章が出てきたときも要約をするように心がけていました。こうすることで馴染みがなくとも、要点は何なのか、ということをスピーディーに把握する力がついたように感じています。
過去問演習にて知識をつけるという点では、10年分程度を目安に学習すると良いでしょう。繰り返しテーマが使われることはあまりないように思いますが、思考方法や前提知識は過去問で効率良くつけておくに越したことはないと思います。

計算問題
基本的には上記の読解問題の中に、確率等の知識が問われる形式となっています。
文章が読解できていて数学ⅠAの知識がついていればそこまで難易度が高くないでしょう。
読解問題と同様に過去問演習を行うことでなれると良いでしょう。

見込める得点と+αの学習

上記のトレーニングを積むことで6割ほどの点数が見込めるかと思います。
それ以上の得点は正直なところセンス的な部分が関係してくるようです。また、最低限の点数が見込めたとしても、安定的に高得点を取ることは難しいため、過去問演習をした上で、他の科目で点数を稼ぐようにすると良いかと思います。

以上で回答を終了します。参考にしてください。

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いまいける

慶應商学部の4年生です。 予備校で4年間、受験生の受験相談に乗っていました。 勉強法からモチベーション管理系、志望校の選び方まで幅広く高校生の皆さんのためになる記事を書けたらと思っています。ぜひ参考にしてください。

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