センターから早慶・旧帝文系の難問レベルまで。『歴史能力検定』受験のススメ

センターから早慶・旧帝文系の難問レベルまで。『歴史能力検定』受験のススメ

皆さんは「歴史能力検定」を知っていますか?英検ほど有名ではありませんが、山川出版が問題を作成しているハイレベルな日本史・世界史の検定です。1級を取れる学生なら、大学受験の地歴対策はほぼ完成していると言ってもよいでしょう。早慶・旧帝大学レベルを志望する学生にぜひ見て欲しい記事です。

はじめに

こんにちは。早稲田大学文学部2年のものです。今回は歴史、特に世界史の勉強を進めるにあたって高校時代に自分が取り組んだ「歴史能力検定」について紹介していきます。「英検」や「秘書検定」のような検定モノと比べるとマイナーなように思えますが、レベルの高さは筋金入りであり、とくに大学受験の練習としてもおすすめです。

「歴史能力検定」ってなんだ?

とはいえ、多くの学生は「歴史能力検定」のことは知らないでしょう。
まずは公式サイト、Wikipediaの説明を見てみます。

歴史能力検定(れきしのうりょくけんてい)は、歴史能力検定協会(山川出版社・東京リーガルマインド・社会教育協会によって運営される任意団体)が実施する歴史の検定。一般に歴史検定または歴検と呼ばれる。地理能力検定と並んで社会科系検定の一つである。

出典:https://www.wikipedia.org/

1級から5級までレベルごとに筆記試験を実施し、合否を判定します。3級以上は「日本史」と「世界史」に分かれますが、それぞれ別個の試験になりますので、どちらか一方を受験することも、両方を受験することもできます。
受験資格は特に設けていませんので、どなたでもお好きな級から受験できます。
試験問題は、学校で学ぶ歴史知識を中心に、国内外で起こっているさまざまな事柄の歴史的背景や、歴史物のテレビ・小説などでおなじみの出来事などについても幅広く出題します。

出典:www.rekiken.gr.jp

要するに、英検の日本史・世界史版だと考えてもらって大丈夫です。
「歴検」の資格がAO入試の内申点や、高卒認定試験の認定要項になることも英検と似ていますね。

一見、趣味の検定のように見える同検定ですが、山川出版が作成に携わっていることもあり、
実際に過去問を解いてみると大学入試とほぼ変わらない出題になっています。

具体的には、
1級が難関私立~難関国公立レベル(早慶文系・旧帝文系の難問クラス)
2級がセンター試験よりやや難レベル(G-MARCH、関関同立の標準問題クラス)
3級がセンター試験よりやや易しいレベルです。(教科書太字レベル)

百聞は一見に如かず、下記のリンクで確認してみてください。まさに大学受験のような問題です。

歴史の勉強というと、どうしても単調な暗記に終始してしまいがちですが、
こういった検定受験のために勉強すると楽しみながら覚えられるのではないかなと思います。

私の歴史検定

僭越ながら、自分の話をすると、私は歴史能力検定1級まで世界史・日本史ともに取得しています。

中でも世界史については、高校2年の時に1級を取りました。実はその時に行った対策勉強のおかげで、高校2年時から世界史は大の得意科目であり続けました。高2以降センター世界史では9割を切らなくなり、東大模試でも一年前時点で44/60と合格者平均点を上回り、早慶の世界史も難しいと感じることはほとんどありませんでした。

このように、受験生になる前に趣味として歴史の勉強を完成させていると、その後も歴史的知識を覚えることは全く苦ではなくなりむしろ楽しいものとなります。

実体験を基にした注意点としては、地歴の勉強が楽しくなりすぎるあまりに英語・数学といった主要教科の勉強がおろそかになってしまうのは本末転倒です。しかし、受験生が意外と陥りやすいことなので気を付けてください。あくまで主要教科の勉強と並行して取り組めるのであれば、歴史検定を使った勉強はかなり有効なものとなるに間違いないでしょう。

「歴史能力検定」で一級を取るための勉強法


上記で説明したように、歴検の問題は大学入試の日本史・世界史とほとんど変わりありません。
一般的な教科書や参考書で流れを確認しながら、用語集・一問一答・問題集で用語の暗記を行う勉強をすれば、2級まではすぐに取ることができるでしょう。

1級を取りたい人は、歴史検定専用の参考書をやる傍ら、難関大学向けの問題集・過去問をやりつつ、用語集を細かいところまで読み込んでいく勉強が必要になってきます。歴史が得意な学生ならいいですが、ここは他の科目とのバランスを考えてやって行ってください。

おわりに

いかがでしたか。
歴史検定は単なる教養・知識としてではなく、センターから早慶・旧帝文系の対策として実践的に利用することができます。今年の受験は8月末頃から受付開始、11月に試験実施ですので、夏休みの勉強の成果を出すために受けてみてもいいかもしれません。頑張ってください!

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よう

現役早稲田大学文学部2年生です。第一志望だった東大にはAランクにて届かず、浪人せずに早稲田大学に進学しました。東北地方出身です。中高時代に学校内にクイズ研究会を立ち上げ、高校の時に参加した『高校生クイズ全国大会』でベスト4まで行った経験があります。得意だった科目は地歴・古典・現代文と文系科目が中心です。受験勉強、大学生活など幅広いテーマに関して皆様の役に立つ情報を発信していきたいと考えています。よろしくお願いします。

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