オリジナル「自作問題集」で楽々暗記

オリジナル「自作問題集」で楽々暗記

単調に暗記をしていくのは、退屈な作業かもしれない。だが、その暗記を少しでも面白くするツールとして「自作問題集の作成」を勧めたい。これは、自分が覚えなければならない事項を問題化したオリジナルの問題集である。市販の問題集とは違って、各々の弱点にフォーカスしており、作り方に自由性がきくという点で、クイズ感覚で楽しめる。

はじめに

 こんにちは。早大文学部2年生です。
 突然ですが、皆さんは「覚えること」が得意ですか?受験勉強をするにあたっては、なかなか暗記を避けては通れないもの。したがって、いかに効率よく知識をインプットできるかが最終的な勝敗を決するといっても過言ではありません。そして、完璧にインプットをしたその知識を使ってアウトプット(実践演習)を積めば鬼に金棒です。今回は、インプットの方について具体的な方法「自作問題集」を紹介します。

クイズ感覚で楽しく暗記しよう!

 では、まず「自作問題集を作成する」ということについて説明します。そもそも、自分で問題を作ることは、すなわち出題側の立場に立つことでもあり、きちんとその事項を理解していなければできないことです。したがって、問題を作るうちに理解が捗るということがあるでしょう。
 また、知らなかった知識を次々と問題化して蓄積していくという行為自体は、クイズを作るようで面白いものです。さらに自分で作った問題集に対しては、市販の参考書とはまた違った愛着がわくのではないでしょうか。

実際に作ってみた例

以下、地理の問題について作ってみた例です。まず、通常の問題集では語句を答える形式となっているものを、論述形式に組み替えました。

『山川一問一答』

Q.ボローニャ・ヴェネチア・フィレンツェなど中世以来の伝統的な技術を持つ職人たちが、集積したところで、近代工業の発達した北部、農業中心の南部に対して、この地域のことを何というか?
A.第3のイタリア

自作問題・論述用

Q.イタリアの3つの地域経済区分について説明せよ。
A.イタリアの地域経済区分は、トリノ、ミラノ、ジェノヴァを核とする大企業中心の北部(第1)と、工業が未発達な南部(第2)という構図が伝統的である。しかし、主に中部から北東部にかけての一帯には、職人や中小企業を中心に皮革や服飾などの高級品生産が主導する豊かな地域が存在する。これは第3のイタリア(サードイタリー)とよばれる。

Q.第3のイタリアの特徴を説明せよ。
A.信頼に基づく地域的な企業ネットワークが存在するため、情報を得やすく、状況次第で取引先も切り替えるなど、市場変化に素早く対応できる強みがある。

自作問題・語句用語問題

Q.アカバ湾、オマーン湾、アデン湾、ペルシャ湾、紅海などに囲まれている、世界最大の半島は何?
A.アラビア半島

Q.太平洋に浮かぶギルバート諸島やフェニックス諸島などが領土に含まれる、首都をタラワに置く国はどこ?
A.キリバス共和国

作り方は自由

 自作問題集はあくまでスムーズに暗記するための手段なので、各々の用途に応じて自由に作ってください。市販の「一問一答問題集」の多くは、「説明文から語句を答えさせる形式」を取っているものが多いですが、それをひっくり返して「語句から説明」にしてもよいでしょう。論述にも使えるようになります。また、参考書や問題集、模試の解説などから「ここは忘れたくないな!」と思った必要な部分だけを抽出して問題化してもよいです。

個人的な工夫

 私個人としては、ある程度暗記すべき事項がまとまってきたら「エクセル」を使用していました。作った問題の数が多くなると整理するのにも一苦労です。その点、エクセルにまとめておけば検索が容易だし、印刷してファイルにまとめておくことで記憶の散逸を防げます。さらに、並べ替えもアトランダムにできるので、最終的なチェックにも適していると言えるでしょう。
 ただし、注意しなければならないことは「手書きを疎かにすること勿れ」ということです。やはり初期の暗記の段階において、手書きは凄まじい効力を持ちます。実際に試験で記すのは自分の文字なので、感触を手になじませておくことも必要でしょう。例)讒謗律、一般祈禱書、などはいきなり書けといってもなかなか難しいと思います。また、数式や理科の構造式について、パソコンでまとめるのはある程度の技術がないと厳しいでしょうから、手書きを勧めます。
 まとめると、最初は手書きで、ある程度学習が進み自分の弱点などが明確になってきたらそれをエクセル等に整理する、という流れが良いと思います。

最後に

 いかがでしたでしょうか。繰り返しますが、自作問題集は暗記のためのツールです。自分に合ったものを各々が自由に探り作っていくものです。是非、オリジナルなベスト問題集を作って、受験勉強の基礎固めをしてみてください!

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現役早稲田大学文学部2年生です。第一志望だった東大にはAランクにて届かず、浪人せずに早稲田大学に進学しました。東北地方出身です。中高時代に学校内にクイズ研究会を立ち上げ、高校の時に参加した『高校生クイズ全国大会』でベスト4まで行った経験があります。得意だった科目は地歴・古典・現代文と文系科目が中心です。受験勉強、大学生活など幅広いテーマに関して皆様の役に立つ情報を発信していきたいと考えています。よろしくお願いします。

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