センター日本史で9割取るために必要な勉強法と参考書

センター日本史で9割取るために必要な勉強法と参考書

センター日本史で9割突破するのは、実はそんなに難しいことではありません。①歴史の流れ、②用語の理解、③文化史の整理、この3つがリンクしてくると点数はガンガン伸びていきます。ここでは、そんな日本史の勉強の仕方、参考書、問題集などを紹介します。

センター日本史過去問の傾向と配点・平均点

 センター日本史は、大問6つから構成されます。これは例年変化がありません。
 各大問ごとの内容としては次に示す通りです。これも例年ほぼ変化はありません。第1問はあるテーマを取り上げて古代~近代までを幅広く扱う問題、第2問は古代史関連の問題、第3問は中世史関連の問題、第4問は近世史関連の問題、第5問は近代史(明治時代)関連の問題、第6問は近代史(大正以後)関連の問題となっています。
 配点(100点満点)は、第1問12点、第2問18点、第3問18点、第4問17点、第5問12点、第6問23点であり、例年変化はありません。
 平均点は62.01点と、前年の66.32点よりはやや下がりましたが、過去5年を見ると61.5(10年度)→64.1(11年度)→67.9(12年度)→62.1(13年度)→66.3(14年度)と60点台で推移していることがわかります。

センター日本史で9割~満点を取るために必要なコツ

 センター日本史は、比較的細かいことを問われないため、流れがわかっていればある程度の得点(8割以上)はすぐついてきます。流れをつかむには、『日本史B』教科書で1から読み進めるのもいいですが、『日本の歴史(集英社)』といった漫画で理解するのもよいでしょう。漫画の場合は「将軍の順番」や「戦争・事件の因果関係」などを視覚的に理解でき、特に教科書を読んでいなくても大筋をつかむことが出来ます。歴史系の学習漫画はその分野の最先端の研究者が監修しているので、侮らずに是非読んでみるとよいかと思います。
 
しかし、毎回確実にどんな難易度でも9割ないし満点を叩き出すには、それだけでは不十分です。きちっとした流れの理解に裏打ちされた知識、資料の読み取り、文化史を確実に押さえることが9割突破には不可欠です。

 これは、正しい勉強を重ねた人にとってはさほど難しいことではありません。むしろ、日本史は毎年の難易度のばらつきもさほどないので一度得意科目にしてしまえば、あとは「点を稼ぐ」科目にできます。
 また、過去問演習も有効です。過去問を解くことによって、「自分が今どれくらい理解しているのか、あとどれだけ理解すべき事項があるのか」が一目瞭然となります。知識の習得+問題演習を適切に行うことでセンター日本史で確実に9割を突破することは可能となります。

流れを理解するための参考書

 「流れを理解するための参考書」として、やはりオススメできるのが『日本史B教科書』(山川出版社)です。
 というのも、「センター試験の日本史の問題のほぼすべてが教科書から出題される」からです。"ほぼ"と書いたのは、図表など資料集を見ていたほうがより解きやすいものがある、という程度です。したがって、教科書の完全な理解を目指すことが何より重要なのです。
 
とはいえ、中には「教科書が理解しづらいな」「学校の授業が分かりづらいな」と思う方もいるでしょう。そんな時にお薦めしたいのが、『石川日本史B講義の実況中継』シリーズ(語学春秋社)です。講義調の語り口で書かれており、本として読みながら流れを理解するのに最適です。この他にも、『金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本』(ナガセ)など日本史に関する参考書は多数あります。実際に書店に足をのばして、自分に合った参考書を選ぶとよいかと思います。
 流れを理解する際に重要なのは「年号を意識する」ということです。一見、大きな流れを理解するのに年号を覚えることは直接結びつかないように思えますが、それは大きな間違いです。各事件が何年に起こったのかが数値として頭に入っていれば、並び替え問題は数秒で回答することができますし、流れをもしか忘れてしまったとしても年号が入っていれば記憶の負担を大きく減らせます。例として、「西暦何年に起こった主な出来事は3つ」「誰々は何年に生まれて何年に没した」といったことを覚えておくと、がっつり全部年号を暗記するよりも辛くなくので、気負わずに暗記を行うことができます。

用語を押さえるための参考書

 以下に挙げる2冊『日本史一問一答問題集』(山川出版)、『センター日本史一問一答』(ナガセ)は、センター向けの用語問題集の代表的なものです。いずれも、通史の理解と並行して解き進めていくとよいと思います。
 間違った問題には印をつけ、繰り返し解いてください。
 注意点としては、センター試験はマーク式です。したがって、漢字で解答する必要はありません。国公立の二次試験や私立大学受験で日本史が必要な人は別ですが、そうでない場合は一問一答の用語を全て紙に書くというよりは、何度も読んで覚え、間違えたものやあやふやなものに関してのみ書くといったほうが効率が良いかと思います。「何ページに何が書いてあった」か分かるくらいまで読み込みましょう。単調に感じることもあるかもしれませんが、音読をする、ノルマを決めるなど工夫して勉強しましょう!

文化史を覚えるための参考書

 文化史は、単体の知識が問われるのももちろんですが、主に図表の読み取りなどで必要となってきます。したがって、最初から『詳説日本史図録』(山川出版)などを使って図表に慣れておけば大して怖くありません。例えば、図表で文化史のまとめてあるページを見ながら、一問一答を自分で作ってノートにまとめたりしていました。これをするだけでも十分な戦略になると思います。また、ある程度覚えてからは、「写真を見てそれがいつの時代の何であるのかわかるか」を確認したりしました。
 また、文化史専門の参考書も多数出ています。先に挙げた『実況中継シリーズ』や『金谷の日本史シリーズ』にもありますから、適宜必要だと思った時に読んでみるとよいでしょう。

おすすめの演習問題・予想問題集

 河合塾のセンター試験過去問集(通称黒本)は、何といっても量がこなせる(28回分収録)のでお勧めです。解説も丁寧なので復習もスムーズにこなせると思います。
 通史の理解を進める基本問題集としては、『30日完成スピードマスター日本史問題集』(山川出版)などがお勧めです。インプットした知識をアウトプットする材料として使えます。また文化史に特化した『30日完成日本文化史問題集』もあるので併せて見るとよいかと思います。
 予想問題集としては、駿台が出している『大学入試センター試験実戦問題集日本史B』(駿台文庫)や『東進センター試験本番レベル模試問題集』(ナガセ)などがメジャーどころでしょう。駿台のものはやや難易度が高めなので、他である程度演習を積んでから完成用に使うといいのではないかと思います。

まとめ

 いかがでしたでしょうか。センター日本史で9割突破がそれほど難しくないことがわかっていただけたかと思います。①流れ、②用語、③文化史、この三本の柱を完璧にすることで点数は間違いなく伸びていきます。
 ここで取り上げた問題集や参考書を使って、センター日本史を徹底的に「攻略」してみてください。

関連する記事

この記事のキーワード

この記事のライター

Thumb a9345ddb 37c3 4f76 8eb3 0229ab647b8d

Tutee 編集部

受験勉強に関するあらゆる情報をオープンにすることで、公正公平な受験競争に貢献したいと考えています。進学校や有名予備校だけが知っている情報や勉強方法、モチベーション管理などの方法についてオープンにしていければと思っています。

カテゴリー 一覧