センター英語で9割取るために必要な解き方と勉強法

センター英語で9割取るために必要な解き方と勉強法

「センター英語で9割以上を取りたい!」と思う学生のための、センター英語で押さえるべき「解き方」と「勉強法」の記事。センター突破のためのヒントをまとめています。

はじめに

多くの受験生にとって「鬼門」となるのがセンター英語ですが、センター英語で9割以上の高得点を取る場合、「単語」「文法」「長文読解」「リスニング」を総合的に鍛えなければなりません。今回は、それぞれのセクションで「どう伸ばしていくか」ということについて、勉強法や参考書の紹介を行いたいと思います。

センター英語過去問の傾向と語数、平均点

センター英語は「筆記(200点)」と「リスニング(50点)」の二つの柱で成り立っています。

「筆記」は大問が6つに分かれた構成になっており、2016年では
大問1が「A-アクセント問題、B-発音問題」
大問2が「A-文法・語法・語彙問題、B-文法整序問題、C-対話文中の英文完成問題」
大問3が「A-空所補充、B-不要分選択、C-意見内容の要約」、
大問4が「A-グラフや図表を使った文章問題、B-広告・説明文などの読み取り問題」
大問5が「物語文の読解問題」
大問6が「論説文の読解問題」
となっていました。
なお、大問3~6の「長文読解」系問題で出題される英文の語数は、2016年度では3,781語となっています。2015年と比較して、約100語ほど語数が減少していますが、基本的に、センター英語長文の語数は増加しており、今後もその傾向が予想されます。

「リスニング」は大問が4つに分かれた構成になっており、
大問1が「短い対話の内容に会う絵を選択する問題」
大問2は「短い対話のあとに続く応答を選ぶ問題」となっています。
大問3は「対話の内容についての質問に答える問題」で、3-Aと3-Bで分かれており、Bでは対話の長さがAよりも長くなっています。
大問4は「長めの文章(または会話・講義)を聞いて、それについての質問に答える問題」で、4-Aと4-Bの二問が設定されています。

「筆記」の平均点は2016年度で112.4点で、「リスニング」では30.8点でした。
直近5ヵ年で、平均点は減少傾向にあります。その意味で、受験生は「英語」で差をつける必要が出てきました。

文法対策の参考書と頻出問題集

センターレベルの文法問題では、「文法原理をきっちりとわかっているか」を試してくるものが非常に多いです。また、そういった「原理」のなかでも、基本的なものを問題にしてくることもあります。

例えば、2016年第二問では、
<Thanks to your (  ) comment...の(  )に入る語を選びなさい>
というものがありました。この場合、4つの選択肢のうち、1つは<friendly>という形容詞で、残りの三つは<kindly>などの副詞でした。

この問題のように、
①形容詞と副詞の違いが理解できているか
②<名詞+ly=形容詞><形容詞+ly=副詞>になることを理解できているか
といった「品詞の分類」の基本をチェックする問題が頻出するのが特徴でもあります。

センターの文法対策として挙げられるのは、『NEXTSTAGE』や『英文法・語法問題1000』などの文法問題集で収録されている問題を演習することですが、ここで重要なのは、「ただ問題を演習するだけでは効果がまったくない」ということです。つまり、『英文法Forest』などの「文法書」で文法の「原理」を理解しつつ、「なぜこの選択肢が正解なのか」ということをきっちりと学んでいかなくてはならないのです。

長文の読み方と解き方を練習する参考書

センター長文読解で大切なのは
①先に設問を読み、設問で何が問われているのか(=設問の意図)を理解する
②本文に移り、先ほど理解した設問の正解の根拠になりそうな箇所を読みながら探す
③解答になりそうな箇所と、設問+選択肢を比較して、意味的にずれ等がないかを確認して解答する
という解答の流れです。

例えば、センター試験(2016年)の大問4Aの⑵、いわゆる図表・グラフを含む長文読解の設問では
<According to the passage, which of the following correctly describes one difference between naval oranges and Valencia oranges?>
(訳:本文によれば、以下のどの選択肢がnavel orangesとValencia orangesの違いの一つを正確に記述していますか?)
となっています。

当然のことながら、この問題では
⑴先に設問を読んで「naval orangesとValencia orangesの違い」を理解しないといけないことを知る
⑵その"違い(=difference)"について本文中で説明している箇所(1つとは限らない)を読みながら探す
⑶該当箇所が見つかったら、設問の選択肢と読み比べて「言い換え」がされているもの(=正解)を選ぶ
という流れで解答をすることになります。

センター試験で重要なのはこのような「設問⇒本文⇒設問」という流れであり、またその流れをスムーズにこなせるレベルの文法力と単語力をつけることです(というのも、difference between A and Bが分からなければ、そもそも設問を先に読んでも意味がありません!)。

そこでおすすめしたいのが、センター試験と同じ問題形式の『マーク式基礎問題集』や、『やっておきたい英語長文300』です。基礎的な英文読解に必要な構文力や文法力を鍛えつつ、「正解を導く流れ」を練習することができます。

頻出単語を掴む!おすすめの単語帳

単語帳としておすすめできるのが、『システム英単語』や『速読英単語 必修編』です。

『システム英単語』は、単語のレベルごとにセクションが分かれており、「センター試験では押さえておきたい」セクションが存在します。そのため、センター対策として、頻出の単語をしっかりと押さえることができます。また、「多義語」のセクションがあるのも大きなポイントで、例えば「manner」や「company」という語には、「マナー」や「会社」以外にもいくつか入試で必要なものがあり、センター試験でも文法問題・長文読解の両方で「聞かれる」語でもあります。この単語帳は、それを一覧として記載しているため、非常に有用です。

『速読英単語 必修編』は、「長文の中から単語を理解する」タイプの単語帳で、単語を覚えながらも、長文読解の練習(構文力・文法力の育成)になります。また、「必修」とされているだけあり、収録されている単語もセンター試験をはじめとする「大学受験」で必須のものです。「総合力」を鍛えるには、『速読英単語 必修編』がおすすめです。

リスニング対策に使える参考書と、音声アプリ

センターリスニングで重要なのは、「とにかく耳で聞く」練習を積み重ねることです。
おすすめの勉強法として、センター試験の過去問や、リスニング対策の問題集で演習をした後に、「できなかった、理解できなかった」と思った部分の文章を、英文書き起こしや和文解説を使いながら、何度も聞くことが効果的です。

「最初は理解できなかったけれど、復習したあとに何度も聞いていたら、リスニングだけで内容が頭に入るようになった」というレベルまで行けば、復習としては最大限の効果があります。

また、上記に説明した「システム英単語」や「速読英単語」の別売りCDをウォークマンなどに入れ、通学中や睡眠前に20~30分聞くだけでもかなり効果があります(特に、筆者はこれでセンター試験リスニング満点を取りました。)

また、手軽にリスニング力を鍛えることができるアプリも存在します。有名なものとしては、多様なプレゼンターたちが、様々なジャンルについての講演を英語で行う「TED talks」でしょうか。大学受験の勉強としてはやや抽象度が高すぎる講演があったり、プレゼンターの英語に強い訛りや方言が混じっていたりすることもありますが、「聞く力」という点ではかなり力がつくのではないでしょうか。内容も興味深いものが多く、無料で利用できるのでおすすめです。

長文・文法の時間配分

最後に、センター試験の「時間配分」について説明したいと思います。

センター試験の試験時間は80分なので、大問1~2が文法問題であることを考えると、大半の時間を大問3~6に割く必要があります。

理想的な時間配分の目安としては、
①大問1・2は合計で10分
②大問3は合計で10分
③大問4はグラフ文・広告文合計で15~20分
④大問5は15分
⑤大問6は15~20分
といったところでしょうか。

ポイントは、「文法問題に時間をかけてはいけない」ということです。基本的に文法問題というのは、「知っていれば一瞬で解答できるが、知らなければどんなに考えても絶対に解けない」ものです。また、「思い出せそうでできない・・・」というレベルの文法問題がある場合は、即無視して構いません。なぜならセンター試験の文法問題は配点が2点と非常に低く(整序問題でも4点)、悩む時間は、配点が5~6点の長文に回したほうがはるかに効率的だからです。

また、解答する順番を大問1⇒2⇒3...としていくよりも、配点の大きさ・時間配分を考えて、「長文から先に解いていく」、つまり、「6-5-4-3-2-1」という順番で問題を解くことも有効だと言えます。

まとめ

いかがでしたか。
センター試験は、まずは「文法」「単語」「長文読解」「リスニング」の4つをしっかりと鍛えた上で、「文法は原理の基礎まできっちりと潰す」「何が問われているのかを理解する」ように学習を重ねることで確実に9割以上を狙うことができます。英語は「やればやるだけ点数に現れてくる」科目なので、平均点が下降中の「英語」で差をつければかなり有利になります!頑張ってください。

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Tutee 編集部

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