特待生入学(授業料免除)で通える主要私立大学一覧

特待生入学(授業料免除)で通える主要私立大学一覧

入学試験の成績がトップクラスだった学生を対象に、入学後の成績次第では入学から卒業までの授業料が無料になる(又は、授業料相当の金額を給付する)制度を採用している大学が意外と多く存在します。今日はここから、特にメジャーな大学を抽出し、実際に特待生を貰った経験なども踏まえて解説をしたいと思います。

はじめに:特待生入学とは

「特待生入学」と聞くと「スポーツ強豪校の高校が特に才能ある選手をヘッドハンティングして入学させる」イメージがありますが、大学入試の世界では「入試の成績で特に優秀だった学生を、学費を免除して入学させる」ことを指すことがあります(もちろん大学によっては「給費生」「特別奨学生」など呼称は様々ですが、基本的に入試成績の良好な学生に授業料免除を行うという点では同じです)。

今回は、このような大学入試の特待生制度を採用している主要私立大学を紹介しつつ、筆者自身が特待生制度を獲得した経験を踏まえ、「どのレベルの点数を取れれば特待生が見込めるか」ということを伝えたいと思います。

入試成績次第で原則4年間、授業料免除になる大学

明治大学(全学部)

明治大学では、センター利用入試/個別学部入試の成績優秀者約70名を対象に、授業料相当額(約80~120万円)を給付する制度があります。入学後も高い学内成績を維持できれば、原則4年間(学部卒業)まで授業相当の金額が給付されます。また、立教大学にも明治大学と同様の特待制度がありましたが、2015年度をもって廃止されました。これにより、MARCHレベルで4年間授業料免除が実現できる大学は、明治大学のみとなりました。

順天堂大学(医学部)

順天堂大学は、入試において学力試験および人物見識が極めて優秀な合格者(若干名)を対象に、学部1年次の成績次第で、学部2年までの学費(約440万円)すべてを免除するシステムを設けています。また、入学後も成績が良く、他の模範となる生徒であった場合には3~6学年までの授業料も免除されます(6年間で約1880万円免除)。

駒沢大学(全学部)

駒沢大学では、一般入試で高得点を獲得した64名を対象に、1年間の授業料相当の金額(約70~80万円)を原則4年間給付する「新人の英知(入試特待生)奨学金」システムがあります。

専修大学(全学部)

専修大学は、給付型奨学金が欲しい学生向けに「スカラシップ入試」を行っています(入試問題自体は通常の個別学部入試と同じもの)。このスカラシップ入試で高い成績を収めた全学部合計の約40名の学生を対象に、4年間の授業料と施設費に加え、自宅外通学者には更に年間60万円を4年間支給するシステムになっています。特待生入学を採用する大学の中でもトップクラスの「太っ腹度」と言えるでしょう。

神奈川大学(全学部)

特待生入学といえば、一番有名なのが神奈川大学の入試でしょう。
神奈川大学が実施する「給費生試験」に合格した学生を対象に、入学金・委託徴収金を除く初年度納入金を免除しています。入学後、法・経済・経営・外国語・人間科学部は年額100万円、理・工学部は年額120万円を原則4年間給付されます。また、自宅外通学者(自宅からの通学で片道2時間かかり、下宿などから通学する学生で特別に許可された者)には年額60万円を、原則4年間給付されます。

募集する学生数は外国語学部で11名、法学部で14名、経済学部で26名、経営学部で13名、理学部で9名、工学部で20名、人間科学部で7名となります。

流石と言うべきか、こちらも専修大学と同じクラスの太っ腹度です。

入試成績次第で給付型奨学金がある大学

ここから紹介する大学は、上記の大学とは異なり4年間の授業料相当の金額給付などはありませんが、入試成績次第であれば初年度に授業料の全額(または半額)が免除されるシステムや、定額の報奨金を支給する制度を採用する大学です。

法政大学(全学部)

法政大学では、各学部のA方式入試(オーソドックスな個別学部入試)での得点上位者の合計330名を対象に、入学後一年間のみ、授業料相当金額を給付するシステムがあります。

成蹊大学(全学部)

成蹊大学では、一般入試(個別・全学部統一入試の両方)で好成績を残した学生と、センター利用入試で合格した学生全員を対象に、入学年度の授業料の半額を給付する制度を採用しています。
経済学部では100名、法学部では150名、文学部では92名、理工学部では117名を対象にしています。

成城大学(全学部)

成城大学でも、一般入試の成績上位合格者を対象に、入学年次の授業料を免除するシステムを採用しています。
経済学部では30名、文芸学部では30名、法学部では24名、社会イノベーション学部では24名が対象です。

また、全額免除の場合と同じ形式で、入学年次の授業料の"半額"を免除するシステムも採用しています。
経済学部で30名、文芸学部で30名法学部A方式24名、社会イノベーション学部で24名が対象です。

日本大学(全学部)

日本大学では「エヌドット奨学金」という形式で、入学試験の成績上位者(約100名)を対象に、36万円を一年間給付を行っています。

また、入試成績には関係がありませんが、早稲田大学・慶應義塾大学・中央大学・青山学院大学では、関東4県(東京・埼玉・神奈川・千葉)以外の学生で、扶養者の収入が一定額低い場合に一定額(あるいは授業料の全額・半額)を給付するシステムがあります。

各主要大学の特待生制度の詳細は、各大学のHPを参照してください。また、他大学で同じような特待生制度を探したい場合は、河合塾がまとめている「特待生制度を採用している大学リスト」を使うのがオススメです。

どのレベルまで点数を取れば特待生入学できる?

ここでは、実際に筆者の経験を踏まえて「どの割合まで点数を取れば特待生資格を獲得できるか」ということについて説明したいと思います。

僕は2014年度の大学入試で、当時「特待生入学制度」が存在していた立教大学社会学部にセンター利用で受験し、特待生(成績上位者)として合格しました。立教の特待生入試は、明治大学の特待生入試と同レベルの難関と言われましたが、センター利用入試で特待生を取りたい場合は英・歴・国(現古)の3科目で9割5分以上得点することが必要になるでしょう(自分の場合は、英語190/200、日本史97/100、現古137/150で特待をもらえました)。

また、友人で立教の一般入試(法学部)や明治の一般入試で特待生を取った人もいましたが、彼は3科目合計で「8割5分~9割ぐらいの正解率」だと言っていました。

このことを踏まえると、入試成績上位者の特典を得たい場合は、「センター利用なら最低でも90%~」、「一般入試なら85%~90%」を目安に得点できれば可能性は非常に高いと考えられます。

おわりに

いかがでしたか。
意外と、都内の有名私立大学には入試の点数・入学後の成績次第で、4年間の授業料免除や、返還不要の奨学金がもらえるところが多いことがわかりました。ぜひ、今後の志望校選びに役立てていただければと思います。

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たかみ

慶應義塾大学法学部に在籍している2年生かつ、底辺高校出身、元学校嫌いの意識低い系。自分の経験を踏まえてモチベーション・自己管理などの記事を発信したいと思います。また、家庭教師・個別指導のアルバイト経験を活かして受験勉強に関する情報も発信できたらと思います。

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