年号暗記が重要?!現役慶應生が教える、慶應文学部『世界史』の特徴と対策

年号暗記が重要?!現役慶應生が教える、慶應文学部『世界史』の特徴と対策

慶應合格のためには、どの科目でも抜かりなく対策を行うことが必要です。しかし、難易度の高い問題ばかり出題されるかというとそうでもないのが文学部の世界史。基礎を確実に積めば合格に近づけます。個人的な体験談も交えているので、ぜひ参考にしていただけたら幸いです。

はじめに

読者の皆さんは、世界史が得意でしょうか、それとも苦手でしょうか。私は、小学生の時から社会科が一番得意だったので、正直世界史にそれほど苦戦していませんでした。しかし、得意とは言えど難関大学を受けるなら、油断は禁物。しっかりと対策をしなければ、乗り越えることはできません。そこで今回は、慶應文学部の世界史の傾向と対策をお教えします。

慶應文学部『世界史』の傾向や出題範囲は?

「慶應の世界史」と聞くと、難しそうと感じる人も多いのではないでしょうか。しかし、文学部に関しては、他学部よりも難易度は低め。だからこそ、些細なミスで点数を落とせません。

慶文の世界史は、例年4つの大問から構成されています。2016年度の入試でも、大問は4つ。大問Ⅰは「中世ヨーロッパ」、大問Ⅱは「アフリカにおけるイスラーム」、大問Ⅲは「世界史における強制移住と奴隷制」大問Ⅳは「中国現代史」が、それぞれ出題されました。問題形式の特徴は、空欄補充の多さです。2016年度の入試では、大問ⅠからⅣまで全てに空欄補充問題があり、大問Ⅲに至っては空欄補充だけで構成されています。語句や年号を正確に把握し、アウトプットする力が求められます。
 
内容は、先史から現代史、アフリカからイスラーム、ヨーロッパまで幅広く、決して手を抜ける分野はありません。西洋史や中国史など割とメジャーな地域史だけでなく、東南アジア史やトルコ史などが大問のテーマに取り上げられることもあるので、注意が必要です。

また例年、文化史からも一定数出題されています。例えば、2016年度の試験では、

下線部(4)に関連して、「農民戦争の記念像」を描いたニュルンベルク出身の画家で、遠>近法・人体比例理論。解剖学を身につけて「四人の使徒」「メランコリア」「市と悪魔と騎>士」などの作品を描き、神秘主義的でどこか憂鬱な心情を表現した人物の名を記しなさい。

出典:220.213.237.148

という問題が出題されています。答えは「デューラー」です。「四人の使徒」「メランコリア」「市と悪魔と騎士」などの作品名から答えを導き出せるような問題です。

特徴に基づいた対策とおすすめの参考書

上記の傾向を踏まえると、以下の2点が対策方法として挙げられるでしょう。

①時代の流れや同時代の他地域との関連性を抑えることはもちろん、空欄補充に打ち勝つべく、語句を正確に把握して書けるようにする。
②教科書の最初から最後まで対策をし、覚え残しのないようにする。試験自体の難易度が高くないので、難しい用語を覚えるよりもまず、教科書レベルの知識をマスターすることを優先する。文化史は個別にまとめて覚えるのも効果的かも。

ここで、私が受験生当時に実践していた勉強法を少しご紹介します。
まずは教科書『世界史B』や『世界史B用語集』(ともに山川出版社)などで知識を定着させます。その後、問題集でアウトプットの練習をしっかりと行います。私が使用していた問題集は『実力をつける世界史100題』(Z会出版)と『私大・二次対策 世界史問題集』(山川出版社)の2冊でした。前者で基礎固めを行い、後者で応用問題(実際の入試問題)を解いていました。問題集は何冊も併用すると、あらゆる問題形式にも慣れてくるのでおすすめです。

さいごに

いかかでしたでしょうか。慶應の世界史とはいえど、その問題は着実に知識を積み上げていけば解けるようなものが多いことが分かっていただけたでしょうか。「早慶の歴史はマニアックなものも覚えなきゃいけないのかな…」と思っているそこのあなた、それらの問題は「捨て問」です。まずは基礎から、着実にインプットし、アウトプットできるように日々の勉強を積み重ねてください。

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