9月以降は志望校別対策を!受験生がやるべき5つのこと

9月以降は志望校別対策を!受験生がやるべき5つのこと

夏休みが終わり、いよいよ大学受験が現実味を帯びてくる季節になりました。夏休みは各科目の基礎基本を中心に勉強を進めてきたと思います。その土台をもとに、9月以降は志望校別対策などをしていきましょう。

夏休みが終わり、いよいよ大学受験が現実味を帯びてくる季節になりました。夏休みは各科目の基礎基本を中心に勉強を進めてきたと思います。その土台をもとに、9月以降は志望校別対策などをしていきましょう。9月から翌年2月の入試本番までのスケジュールと共に受験生がやるべき5つのことをまとめていきたいと思います。

志望校別対策

9月以降の勉強は「志望校別対策」がメインとなってきます。
科目によってバラツキはあると思いますが、8月までは基礎基本を固めるような暗記中心のインプット型の勉強が多かったと思います。そこから9月以降はがらりと変わって、インプットした知識をうまく活用できるように、問題演習中心のアウトプット型の勉強をすべきです。アウトプット型の勉強をすることによって、インプットした知識がどのように問題で問われているのかが分かり、点数の取り方を学ぶことができるので成績(点数)が伸びます。また、インプットした知識の抜け漏れを確認することもできます。各々の志望校に合格することを考えると、このアウトプット型の勉強としてふさわしいのは志望校別対策であると考えられます。
さて、志望校別対策と言われて何をするのかと具体的に説明すると大きく分けて2つあります。1つ目は過去問演習。2つ目は頻出分野対策。
1つ目の過去問演習、やはり自分の志望校の過去問を解いてみないことにはレベル感であったり、出題傾向、問題のクセなどは実際に知ることはできないと思います。さらに、志望校の過去問を全て解けるようにすることが合格への近道だったりします。そのため、演習(アウトプット)型の勉強をすることを踏まえても過去問演習が大事になってきます。過去問演習の具体的な取り組み方についてはtuteeの過去記事へのリンクを載せておくので参考にしてください。
2つ目の頻出分野対策、大学によってよく出題される分野が異なっているので、その分野を重点的に勉強することで点数が取りやすくなると思います。自分の志望校の過去問を解いたら、結果をまとめるはずです。その際に、各大問がどの分野なのかも併せてまとめてください。すると何年か解くと大体の頻出分野がはっきりするはずです。そうしたら、今までに解いてきた参考書の該当分野を復習してみたり、該当分野のみに特化した参考書を新しく買って解くでも良いです。とにかく、頻出分野の問題をたくさん解くことが頻出分野対策といえるでしょう。

センター試験対策

9〜11月ぐらいまでは特に意識しなくても良いと思いますが、12月以降のセンター試験1ヶ月前あたりからはセンター試験対策をした方が良いです。センター試験を受験しないという人を除いて、国公立志望はもちろんのこと、私立志望でもセンター試験対策はした方が良いです。
国公立志望はセンター試験対策をするのは当たり前だと思います。私が予備校で多くの受験生を指導していた感覚では、旧帝大未満の偏差値の大学はセンター試験の結果でほとんど合否が決まり、旧帝大以上の偏差値の大学はセンター試験で高得点が当たり前、2次試験で勝負という感じです。ですので、国公立志望は必ずセンター試験対策が必要です。私立志望の多くはセンター利用入試のためにセンター試験を受験すると思います。出願する先としては、主に「滑り止め」の大学だと思います。そうした場合に、滑り止めにしっかり合格できるように、つまり「滑り止めで滑り止めらないという最悪の場合を防ぐため」にセンター試験対策をするべきです。しかし、私立志望の多くがセンター試験を軽視しすぎる傾向にあります。もちろん本命は2月にある一般入試なので軽視するのも分かるのですが、あまりにも軽視しすぎた結果としてセンター試験で上手く得点が取れず、センター利用でどこも受からないことはザラにあります。そうすると、滑り止めがない状況で一般入試に臨むことになるので、精神的に追い込まれた状況での受験になります。すると、力を十分に発揮しきれないことが多く、一般入試でも上手くいかないかもしれません。ですので、私立志望であってもセンター試験対策はしましょう。
以上のことから、国公立志望、私立志望ともにセンター試験対策が必要だと分かったと思います。とはいっても、志望校の違いでセンター試験対策にどれだけ力をかければいいのか分からないと思います。そこで「センター:2次私大」の勉強時間に割ける割合を簡単にまとめました。

私立志望         センター:2次私大=4:6
国公立志望(旧帝大未満) センター:2次私大=10:0
国公立志望(旧帝大以上) センター:2次私大=7:3

具体的にセンター試験対策をどのように進めていくかというと、とにかくセンター過去問を解いてください。10年分を目標に解き切ってください。そして、解いたものの復習をしっかりしてください。基本的には前節で言及した過去問演習と同じようにセンター過去問を解けば大丈夫だと思います。

苦手科目・分野の克服

入試で大事なことの1つとして「穴をつくらない」ということがあります。科目という大きな括りで見ても、入試本番で苦手科目は1,2割しか解けないとなると他の科目で挽回するのは難しいです。分野という小さな括りで見ても、ある分野は苦手すぎてほとんど解けないという状況だと、もしその分野が出題された時に大問1つ丸々を捨てることになるので、他で挽回するのは難しいです。もちろん、1,2割しかとれないような苦手な科目があっても得意な科目で9,10割目標にしているという人もいると思いますが、あまりにもリスキーで非効率な戦略だと思われます。入試本番の緊張感で得意科目に全てをかけて9,10割取れる人は滅多にいません。さらに、入試以前の勉強において得意科目を9,10割にするには重箱の隅をつつくような勉強が必要であまりに非効率です。それをやるならば、苦手科目を4,5割まで高める方が伸ばしやすやから見ても、伸びている得点から見ても圧倒的にこちらの方が良いと思います。ここで伝えたいことは、1,2割という致命傷となるような点数は避けて、致命傷にならない4,5割ぐらいまでは最低でも伸ばそうということです。ですので「苦手科目・分野の克服」をしてください。
では具体的にどのようにやっていけば良いかというと、基本的には普段の勉強と同じようにやって、苦手科目・分野の勉強比率を増やすだけで良いと思います。ただ、苦手科目・分野の勉強ということもあるので、理解が不十分なところはしっかり理解することから、問題演習が足りていないところは演習量を増やすことから勉強を始めましょう。その時に大事なことは、背伸びしないということです。苦手科目・分野の勉強なのに、得意科目と同じような勉強をしてはいけません。苦手科目・分野において自分ができるところまで勉強レベルを落とし、そこから積み上げていくような勉強をすることで初めて苦手を克服することができます。

センター・記述式・大学別模試の受験

模試は定期的に受けるようにしましょう。特に9月以降は大学別模試、いわゆる冠模試と言われる志望校別の模試が始まり出します(模試によっては9月以前に始まった模試もあります)。東大実践や早慶オープンなどが冠模試です。志望校の冠模試がある場合には必ず受けましょう。センター模試に関しては、国公立志望の場合だと2,3ヶ月に1回はセンター模試を受けましょう。また、国公立志望、私立志望に関係なく、12月に各予備校で行われるセンター模試はセンター試験直前ということもあるので必ず受けましょう。記述式模試に関しては、国公立志望、私立志望に関係なく、9月以降から入試本番までに最低2回は受けましょう。
そもそもになりますが、勉強の成果を見るために模試を受験するのは大事です。たまに模試を全く受けない人がいますが、あまり良いとは思いません。自分の感覚という主観的指標で成績が伸びていると感じることも大事ですが、点数という客観的指標で成績が伸びているかどうかを確認することも大事です。もし成績が伸びていないとしても、どこに原因があるのかを模試ごとに追求し、その原因を潰していくように勉強すると成績は必ず伸びていきます。また、模試は真剣に取り組めば取り組むほど本番さながらの緊張感を感じるので、入試とほとんど同じような心理状態に持ち込めます。そのため、模試に真剣に取り組むことで未体験の入試本番への場慣れにも繋がってきます。
以上のように、センター模試、記述式模試、大学別模試をそれぞれ受けて全てをトータルすると、相当数の模試を受けていることになるので成績の伸びの確認や、試験という空間に対する場慣れができます。

受験校選び

ほとんどの受験生は、複数の大学学部を受験すると思います。まれに1校のみ受験する人もいますが。ですので、多くの受験生は「受験校選び」をしなくてはいけません。受験校選びは志望校対策の部分で勉強に影響を与えてきますし、大学の難易度が極端に偏りすぎているなどの変な受験校選びをすると、入試ラッシュの時に精神的にまいってしまうこともあります。また、出願するには高校に調査書を頼んだり、必要書類への記入など結構な手順が必要で、面倒くさくて時間もかかります。
受験校選びは考えだすと止まらなくなってキリがないように感じ、受験校選びより勉強した方が良いと思うかもしれません。しかし上手い受験校選びは入試結果にかかわってくるので、1度本腰を入れて取り組むことをオススメします。1度決めてしまえば、あとは勉強するだけなので。ただ、あまり悠長に受験校選びをしていては出願期限に間に合わないということもあるので、できるだけ早めに取り掛かるのが良いと思います。受験校の大枠の選び方はtuteeの過去記事にまとめてあるので参考にしてみてください。

まとめ

センター試験まで4ヶ月半、私立一般入試まで5ヶ月強、国公立2次試験まで6ヶ月。受験生としての生活も残すところあと僅か。とは言っても、9月以降もやることはたくさんあります。本記事でそれぞれまとめた5つのこと。

・志望校別対策
・センター試験対策
・苦手科目・分野の克服
・センター・記述式・大学別模試の受験
・受験校選び

これらをしっかりやり切って、第1志望校に合格しましょう。

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se-ya

東京工業大学大学院修士2年です。最適化や統計学といったことを勉強しています。映像授業の予備校で4年間チューターとして高校生に受験指導してきました。その時の経験から、勉強の仕方や受験校選び、モチベーション管理など広くお伝えできればと思います。少しでも参考になることがあれば幸いです。

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