なぜあなたは現代文ができないのか。現代文ができるようになるための勉強方法

なぜあなたは現代文ができないのか。現代文ができるようになるための勉強方法

現代文の成績を着実に上げるために、どのように勉強していけばよいかわからない受験生の方は多いのではないでしょうか。今回は、現代文の勉強方法を紹介していきます。

現代文ができない

突然ですが、皆さんはどのように現代文を勉強していますか。
現代文の成績があまり芳しくない方のほとんどが、
問題集の問題を解く→解説を読む→理解する→新しい問題を解く
という流れで勉強しているかと思います。
はっきり申し上げますと、この勉強方法で成績を上げることができるのは本文を理解する力が十分にある方だけです。
なぜか?
当たり前ではありますが、本文を理解する力が不足していれば現代文の問題を正確に解くことはできません。例えば、世界史に関する知識の乏しい人が世界史の記述問題を解けるでしょうか。つまり、基礎(=本文を理解する力)がしっかりしていなければ、応用(=各小問を解く)することは当然できないということです。しかし、このことを忘れている方は数多くいらっしゃると思います。
私がこの当たり前に気づいたのが高校3年生のときでした。気づく前までは、私も上記で挙げたように、問題集の問題を解く→解説を読む→理解する→新しい問題を解く、という流れで問題を解いていました。しかし、そもそも本文を理解する力が十分に無かったため、できなかった問題の解説を読み、解き方を理解しても、全く同じ手順で解く問題はなく、新たな問題を解く際にはどのようにさっき学んだ解き方を応用していけばいいのかわからず、結局カンで解くということを繰り返していました。ただ、私は幸運にも駿台予備校で霜栄(しも さかえ)先生の授業を体験したことで、本文を理解する力が不足していれば現代文の問題を正確に解くことはできないことをしっかりと認識することができました。
ここまでは、本文を理解する力を十分に身につけることが必要だと述べてきました。では、その力を身につけるためにはどうすればいいのでしょうか。その方法を高校生の段階で知っている人はほとんどいないでしょう。歩き方をわざわざ論理的に教わる機会が無いように、私たちの母語で書かれた現代文をどのように読めばいいかを論理的に教わる機会はほとんどないからです。学校の教師でさえ、現代文を論理的に読んでいくことを生徒に教えることができる人は少ないでしょう。そのため、基礎である現代文の読み方がわからず、現代文の成績を上げるためにどのように勉強すればいいかわからない人が多いのではないかと思います。また、世の中に数多くある現代文の参考書に、本文を理解するための方法が記述されていないこともその原因の一つでしょう。
それでは、以下具体的な勉強方法について紹介します。

具体的な勉強方法

まず、先程から散々述べてきた本文を理解するための十分な力とは色々ありますが、一番重要なものは「筆者の主張を理解する力」です。筆者の主張を理解するために文と文のつながり(対比・並列、言い換え、具体と抽象など)を正確に理解する必要があります。つまり文と文の関係がわかれば筆者の主張も理解できるということです。

対比・並列

対比とは簡単に言えば対立関係のことです。対比を捉えることで、筆者が何と何を比べていることがわかり、筆者がどちらの事柄について言いたいかがわかるようになります。並列とは簡単に言えば対等関係のことです。並列を捉えることで、筆者が何と何を同列に扱っているかがわかり、何を共通項として考えているかが理解できます(例えば、犬、猫を同列に扱っていれば、共通項として動物や四足歩行、哺乳類を考えているのかもしれません)。対比と並列がわかれば、本文の理解がかなり深まります。

言い換え

つまり、したがってなどの言葉の後には、前に述べたことをまとめていることがほとんどです。筆者が大事だと思っていることであるからこそ、簡潔にまとめて読者に伝えようとしています。この記事の中にも言い換えの表現がいくつか出ていますが、その表現の後は私が大事だと考えていることが書かれています。

具体と抽象

筆者は抽象的な表現を読者に理解してもらうために具体的な表現を用います。したがって、具体例は抽象的な表現の言い換えです。つまり、具体例は本文を理解するうえでそこまで重要ではありません。筆者の主張は抽象的な表現の文にあることが多いです。本文を読む際には「この具体例はこの抽象的表現を言い換えている」などと考えながら読むとよいです。
上記の3つのことについて意識しながら本文を読んでいくことで、本文に対する理解がより深まるでしょう。

おわりに

この記事で伝えたかったことは、
①現代文の成績を上げるためには、本文の理解を十分にする力が必要なこと
②その力を身につけている人は少ないこと
③その力を身につけるためには、論理的に文章を読んでいくこと。そのために、文と文のつながりを意識すること
です。
是非、皆様が勉強する際に参考にしていただければと思います。

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TM

慶應義塾大学商学部4年生。とある大学付属校で授業の進み具合が異常に遅い中、駿台予備校に通いなんとか慶應に合格しました。世界史以外できない駄目な受験生だったので、苦手な科目の成績をどのようにして上げていくかについての記事を中心に書いていきたいと思います。

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