体調管理の重要さをナメてる受験生、落ちたくないなら気をつけたほうがいい。

体調管理の重要さをナメてる受験生、落ちたくないなら気をつけたほうがいい。

「体調管理?気をつけてるから大丈夫でしょ(笑)」と思っている受験生。君は危険な状況にある。「体調管理」=「病気の予防」ではないのだ。直前期の思わぬ体調不良に翻弄された結果、2つの大学で試験に落ちた先輩受験生が、失敗経験を振り返りながら「対策すべきこと」について語ります。

はじめに

受験生のみんなの中には「勉強をちゃんとしていれば合格できるでしょ!」と思ってる人がいるかもしれないが、それは間違いだ。正しくは「体調管理・スケジュール管理・書類管理をしっかりやってる」受験生の中で、テストの点が高かったやつが受かるのである。

そして、この中で特に重要なのは「体調管理」だ。

「うっせーな。はいはい。わかってるよ(笑)」とほくそ笑んだ受験生、君はかなり危険だ。「当たり前でしょ」と思うかもしれないが、筆者である僕が強調する「体調管理の重要性」は、学校の先生の「風邪引くなよー!」とは重みが違う。

何を隠そう、僕には「体調管理をミスった結果、「大学に落ちた」経験があるからだ。

今日はこのことについて話したいと思う。

体調管理ができずに大学に落ちた話。

「体調管理」=「病気の予防」ではない

一般的に「体調管理」と聞くと、「風邪やインフルに気をつける」レベルで理解する受験生が多い。しかしここには大きな落とし穴がある。

大学受験における「体調管理」とは、単なる病気の予防ではない。試験で酷使した脳みそから生まれる「疲れ」をいかにマネジメントするのかがその本質だ。

浪人の受験生なら分かるかもしれないが、大学受験は強い緊張&頭のフル回転のなかで、体と脳に疲れが溜まっていくものだ。結果として、「熱っぽさ」「慢性的な無気力感」「体のだるさ」「思考力の低下」「注意散漫」に繋がっていく。「風邪あんま引かないし、大丈夫っしょ!」くらいの感覚でいると、連日の受験ラッシュで間違いなく体調を崩し、最悪のケースでは受験に失敗というパターンがありえる。

そう、数年前の僕のように。

筆者が体調を崩し、ある試験に失敗するまで

自分で言うのもどうかと思うが、筆者は偏差値的には間違いなく上位層にいた。
しかし、自分の実力の1~2ランク下の大学(いわゆる、滑り止め)と、「まあ、受かるかな」レベルの大学に落ちた経験がある。理由はもちろん「体調管理」ができなかったからだ。

センター試験を首尾よくこなし、僕は2月初頭からの受験日ラッシュをこなしていた。この時期は、だいたい3日間を1サイクルとして、2回入試、1回休み(明日の対策・準備)くらいのペースで試験を受けていた。まあ、受験生の目線でいえば「よくあるスケジュール組み」だったと思う。

しかし、異変は3サイクル目、5回目の受験で起こった。その大学は2月の中旬に試験が行われる私立大学だった。問題としてはそこまで難しいこともないのに、「頭がまわらない」「読むスピードと考えが追いつかない」という現象にぶち当たったのだ。こんなに集中が続かないのは初めてだった。直前期は一日5-6時間は演習に充てていたし、受験ハイになっていた僕にとって「頭がまわらない」ことは衝撃的だった。

結局その日はおざなりに入試を終えた。結果は不合格。なんだかんだ点は取れているだろう、と踏んでいたので普通にびっくりした。

1時間ほど電車を乗り継ぎ、さっさと家に帰って熱を測ってみると、なるほど37℃台の微熱である。翌日は「休みの日」だったので、「明日持ち直せばいいか」と考えた。しかし翌日、微熱はひいたが、気だるさが消えることはなかった。

「休みの日」の翌日と明々後日にも受験を控えていたが、後者は第一志望である慶應の法学部。コンディションは理想とは遠く、翌日のR大学社会学部の試験はサボり、休養にまわすことにした。2月初頭からつづく緊張の連続と慢性的な疲れに、体が悲鳴を上げていたのである。結果、R大学社会学部は不戦敗ということになる。

試験をサボり、丸2日しっかり休息・準備を整えたことでコンディションは回復。慶應法学部の入試に間に合わすことができた。

筆者の場合、体調を崩したタイミングが第一志望の直前だったため、実力相応校・すべり止め校の2つを落とすことになった。結果的に受験は首尾良く終えることができたが、すこし時期がズレれば最悪の自体もありえただろう。


どうしてこんなことになってしまったのか

体調を崩した理由を今になって分析してみると、だいたい3点が挙げられる。

身の丈に合わない受験ラッシュを組んでしまった

2月頭からの「サイクル」は、自分にとってややハードワークだったと思う。

もしもう一度受験をするなら、「受験日の前後に、必ず休養日を1日入れる」というペースにするだろう。適度に緊張を保ちつつ体調を整えられるので、一番パフォーマンスが発揮できるはずだ。理想の受験ペースは人によって異なるが、「予定が過密すぎるな」と感じたら「戦略的にサボる」ことも視野に入れて余裕のあるスケジュールを組んで欲しい。

予備校や塾に通う高校生は「3日連続で受験すると、3日目の試験はほぼ頭がまわらず受ける意味がない」と言われたことがあるかもしれない。頭脳の体力に長けている子を除いては、これは事実だ。特に、国立志望の受験生の場合、すべり止め私大の受験ラッシュにいかにうまく乗り切るかが、二次試験へのメンタル・モチベーションに関わってくる。滑り止め成功率を高めるためにも、休養日をしっかり入れることは重要な戦略だ。

また上智大学のように、2月初頭の早い段階で試験本番を迎えるうえに、入試問題の難易度が高い大学を受ける受験生は要注意だ。上智を受ける層は、大抵の場合、2月中旬〜後半に試験を控えるMARCHや早慶も併願するだろう。そうなると、過密スケジュールになりがちで、体調不良リスクが高まってしまう。当てはまる受験生は注意すべきだ。

試験会場までの移動負担を軽視しすぎた

筆者が志望した大学の試験場は、家からそこそこ遠い距離にあるパターンが多かった。一番遠いところでは、片道で1時間30分ほどかかった。平均でも1時間ちょっとかかったので、連日緊張しつつ、ひどい通勤ラッシュに揉まれることの負荷がまあまああったのだと思う。

実感ベースではあるが、往復2~3時間かけて試験場へ向かうのが2~3日重なると、疲労が目に見えてパフォーマンスに影響してくる。家から遠い高校に通っている受験生ならまだ対処可能だが、そこまで学校が遠いわけでもない高校生が、極度の緊張の中で試験場と家を往復するのはそれなりに負担がかかる。脅すわけではないけれど、スケジュールを調整するか、あまりに遠い場合はホテルなどの部屋を押さえておくのがいいかもしれない。(筆者の場合、慶應義塾大学の日吉キャンパスは家から遠かったので、ビジネスホテルに泊まり、前日は21時に就寝した。臨戦態勢である)

「休みの日」も勉強しすぎた

受験ラッシュ真っ只中の「休みの日」に自習室に行ったり、シコシコと勉強を重ねていたのが案外負担になっていたのかな、と思う。休むときは休み、脳を酷使しないことが重要なのだと今になって感じている。

個人的な経験を述べると、最後の一息として「難関英単語」の暗記をしていたら、慶應法学部でちょうどその単語が出てきたことがある。結果的にそれが得点に繋がったので、「直前に勉強するな!」とは言えない。しかし、はりきりすぎて本番でパフォーマンスが低下してしまうリスクも当然あり、自分の体調を真剣に検討した上で判断するのがベストだと思う。

おわりに

記事の内容をまとめると、

①無理なスケジュールで試験を受け、
②通勤ラッシュに揉まれながら、
③休みの日も勉強し続けると、
④体調を崩して計画倒れ、最悪の場合第一志望校を逃すこともありえるよ。

というお話でした。実感を伴ったリアルな経験なので、ここで述べた内容を少しでも留意しつつ本番に望んでくれると幸いです。

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たかみ

慶應義塾大学法学部に在籍している2年生かつ、底辺高校出身、元学校嫌いの意識低い系。自分の経験を踏まえてモチベーション・自己管理などの記事を発信したいと思います。また、家庭教師・個別指導のアルバイト経験を活かして受験勉強に関する情報も発信できたらと思います。

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