ビビったら負け!受験本番・直前期によくいる「威嚇&マウンティング」受験生の傾向・対策

ビビったら負け!受験本番・直前期によくいる「威嚇&マウンティング」受験生の傾向・対策

受験直前期ともなれば、受験生の誰しもが皆ピリピリする。特にこの時期に遭遇しがちなのが、本番期の試験場やインターネットで、「威嚇&マウンティング」をする人たち。tuteeのアンケートデータと、筆者自身の経験から、彼らの行動パターンと対策をまとめてみました。

はじめに

受験直前期ともなれば、受験生の誰しもが皆ピリピリする。些細なことにイライラしたり、友達関係に亀裂が入ることもやぶさかではない。

ここ大学受験メディア『tutee』では、独自に保有するデータからさまざまな「先輩受験生たちのリアル」をお伝えしてきた。ある東大志望の浪人生は12月に友人関係の闇を見て、人間不信に陥った。ある上智受験生は英字新聞を試験場で読み漁り「これでもか」と言わんばかりに周りを威圧した。SNSで自虐風自慢を晒し、水面下で泥沼を作り出すツイッタラーもいた。受験の冬は、威嚇し合い&化かし合いの応酬である。

さらに悪いことに、この地獄のような出来事はそれなりに遭遇可能性が高い。

多くの高校生にとって「大学受験」は一度きりのチャンス。たちの悪い「威嚇」に気圧されて満足のいくパフォーマンスが得られないことは大きな損失だ。この記事では、筆者自身の経験やtuteeが保有するデータにもとづいて、直前期に遭遇しがちな「威嚇&マウンティング」受験生の行動パターンと対策について述べるものだ。ぜひこれを読んで、本番に向けた心の準備を行ってほしいと思う。

経験とアンケートから見る「威嚇&マウンティング」受験生の行動パターン7つ

それではここで、「威嚇&マウンティング」をする受験生の行動パターンを7つほど見てみよう。
大体のイライラ受験生は、このパターンのうちのどれかに当てはまるはずだ。

赤本・テキスト積み上げ型

受験威嚇の基本タイプである。予備校や塾の自習室に行けば最低でも20人に1人は難関大の赤本や、難しめのテキストをこれ見よがしに積み上げる奴がいる。筆者が受験生・指導員として予備校に関わってきた中での実感値であるが、実際はもっと多いかもしれない。赤本の大学名は旧帝・早慶であることが多い。「あいつ、頭いいんだろうな〜」という謎の敗北感を抱いてしまう。本当に優秀な受験生の場合もあって見分けがつかないので、たちが悪い。

ノイズ型

こちらも多数遭遇報告がある。シャーペンを無為にカチカチする音、ペンと机がコンコンぶつかる音、鼻水をすする音、咳をする音。一番実害があるのがこのタイプだ。こちらもわざとなのか、無意識でやっているのか判断しづらい。近年では「机とペンがぶつかる音を出さないようにしましょう。鼻はかみましょう」と告知する予備校や、積極的に注意していく試験官もいる。もはや「威嚇」というより、「公共の迷惑」になりつつあるタイプだ。

ボディランゲージ型

ギリギリ聞こえるくらいの音量で舌打ちをする人や、ライバルをちょっと睨む人、すれ違う方向がかぶった時や、進路を塞ぎそうになったとき足をわざと「バタン!」と鳴らす人などがこのタイプにあたる。筆者自身は、受験生の時に足を「バタン」と鳴らす奴に遭遇して「ああ、めんどくさい奴と同室してしまった…こんなしょうもないやつと同じ大学を受験しているなんて」と悲しい気持ちになったことがある。母数はそこまでではないが、威圧感で言えばトップクラスである。

進学校ワイワイ型

地域の「そこそこの進学校」の子達が、センター試験で答え合わせや勉強論を聞こえよがしに語るタイプだといえば想像がつくだろうか。精神を乱す、という点ではかなりの威力を誇る。彼らは純粋な話題として楽しんでいるのかもしれないが、それがもたらす負の外部性は大きい。なお、ガチガチの進学校勢は校内でセンター試験・模試をやる場合が多いので遭遇率は低い。

自虐風自慢型

このタイプは、センター直後のSNSで大量発生しがちだ。「センター爆死した…英語8割しか取れなかった…」とか「センターリサーチで○○大B判定だった…不安」だとか、人によってはイヤミに捉えられるような内容をつぶやいてしまうのである。本当に失敗した人が絶望感から垂れ流す受験生もいるが、いずれにせよ精神衛生上はよろしくない。

ネット答え合わせ型

こちらは、SNSよりかは「したらば」「2ちゃんねる」の受験板でありがちなタイプだ。難関大学の入試直後ぐらいから発生しだす。「今年は昨年よりも易化した/難化した」といった問題の評論をしたり、「私は8割くらい取れた」「正解はこうだと思う」とか、「各大問の配点が〜だとすると、大問2を落とした人はキツいかもね」とか予想する人だ。そもそも、私立入試や国公立2次の大問ごとの配点なんて基本的に受験生にわかりようがないし、予備校の解答例を待つしかないはずなのだが、例年「ガマンできない系受験生」が掲示板に迷い込んで、地獄の汁を舐めるのである。

アイテム誇示型

これはかなり少数かつ特殊な例だ。①のテキスト積み上げ型にも近いが、入試前に英字新聞や週刊雑誌など、「受験とあまり関係のないもの」公然と読み、「この場所で雑誌を読むなんて、どれだけ優秀なやつなんだ…」と周りの受験生をビビらせる。『東洋経済』や『現代思想』等であれば、より威圧感が高まる。少し面白さも感じるが、やられる方からしたらたまったものではない。大学入学直後に話のネタとして使うことができるので、成績に自信がある人はやってもいいのではないだろうか。

威圧してくる受験生、結局どうすればいいの?

身も蓋もないかもしれないが、結論から言うと「気にしない」のが一番だ。正確に言えば、「そのような行為があっても精神をマネジメントできる力」が受験には必要だ。「威嚇させない」ために何かをする、というよりかは「威嚇をものともしない自己マネジメント能力」を伸ばし、自分の成長につなげていくのが最も賢いやり方だ。

このことは、僕が家庭教師をバリバリやっていた時代、本番を控えた受験生に向けて言っていたことでもある。当時の僕は、教え子に「すこしうるさい場所(カフェやファミレス、TVのかかった茶の間など)で問題を解く練習をしてみると、自分のパフォーマンスが掴めるから、一度やってみるといいよ!」と言っていた。まさにそれは、「精神のマネジメント能力、あるいは集中力をどこまで引き出すことができるのか」ということのテストであり、実際にそのアドバイスに従った教え子の一人は、「模試のときにあまり周りを気にしなくなった」「手応えがあった」と報告してくれた。

また実際、tuteeのアンケート・データを見てみると、結局のところ難関大学に合格する学生に共通する資質として、「孤独に自分と戦える力」「環境に対応できる力」「障害があっても集中できる力」があるように見える(詳しくは下記記事参照)。

受験は最終的には「自分のやってきたことを注ぐだけ」であり、そのような思考は、まさしく「最強」だと考える。心を乱すような「それ以外」のことは無視するか、あまりにひどい行為であれば試験官にそれとなく伝えればいい。あくまでも最終的には自身の「集中力」がモノを言うのだ、という意識で受験に臨むスタイルこそが、受験生のあるべき境地なのかもしれない。

この記事で述べたような「威嚇」パターンは、それなりに受験や模試をこなしていれば、1度か2度は必ず遭遇することだ。これからまさに本番を控える受験生は、「ああ、このパターンね(笑)」と一度心で笑ったら、後は全てを忘れて自分のことだけに集中して、本番に挑んでほしいと思う。

おわりに

いかがでしたか。
今回は「威嚇とマウンティング」に関する記事でしたが、これに対応する力も「合格者に共通する資質」の1つではないかと思っており、またアンケートデータからもそのような示唆がありました。
「精神のマネジメント」は、学力と同じくらい重要なものだと思っています。こちらも心にとどめながら、最後の一走りをしてもらえたらと思っています。

関連する記事

この記事のキーワード

この記事のライター

Thumb 99f0b4b0 f708 4255 b33b d3b6d6049fdd

たかみ

慶應義塾大学法学部に在籍している2年生かつ、底辺高校出身、元学校嫌いの意識低い系。自分の経験を踏まえてモチベーション・自己管理などの記事を発信したいと思います。また、家庭教師・個別指導のアルバイト経験を活かして受験勉強に関する情報も発信できたらと思います。

カテゴリー 一覧