有機化学の問題文を解剖する!現役京大生による「照井俊の化学 有機化学の解き方がよくわかる本」のススメ

有機化学の問題文を解剖する!現役京大生による「照井俊の化学 有機化学の解き方がよくわかる本」のススメ

こんにちは。京都大学農学部4回生です。

有機化学の問題を解いていて、「一通りインプットはしたはずなのに、うまく解けない」と感じることがあると思います。
それは、「問題文に隠されたヒントを読み逃しているから」です。

その問題を解決する参考書の紹介をしたいと思います。

◆この参考書の特徴

河合塾の人気講師である「照井 俊」先生の書かれた本です。
問題編と別冊の解答解説編に分かれています。問題は全部で26題掲載されています。それに対して解説は183ページもあるので、かなり丁寧な解説がなされていると断言できます。
別の参考書の「照井式解法カード」とも対応している問題集になっています。

◆この参考書の長所、短所

長所

何と言っても、「化学の問題文の読み方」を丁寧に解説してあるところです。この参考書のように「問題文からヒントを抽出し、そこからどのような条件が読み取れるか」を丁寧に解説している参考書はなかなかないと思います。特に私はこの参考書を読んだおかげで、構造決定問題がかなり得意になり、本番の入試でも構造決定問題に関して完答することができました。

短所

特に短所はありません。強いていうならば、掲載問題数の少なさでしょうか。
問題演習用というよりは、「有機化学の解き方を学ぶ本」というイメージの参考書であるので、この一冊をざっと読んでから網羅型の問題集を用いて演習していけばこの短所は十分に補えると思います。

◆この参考書をオススメするレベル

有機化学を授業で一通り学んで、教科書準拠の問題集などをやったことのある方ならばどんな方でも利用可能と思います。

難しすぎるという高校生は→「セミナー化学」「リードα化学」

簡単すぎるという高校生は→「化学の新演習」

◆実際に著者が使っていた時期

高校3年生の夏休みに「化学の新演習」を解く計画を立てていたので、その準備段階として、春に一通り目を通しました。十分に理解していた考え方もありましたが、こういう風に条件づけるんだ!という発見もありました。

◆この参考書を使ったオススメの勉強法

授業で有機化学の基礎知識を身に着けたら、問題演習をやる前にぜひ読んでみてください。
頭に入れた知識と、解き方を結び付けてくれます。
何周もする必要はなく、ざっと目を通すくらいでいいと思います(問題が掲載されていますがそれを解くというよりも、考え方を学ぶという感じです。)
読み終わったら、「化学の新演習」や「化学 重要問題集」などを解いていきましょう。

◆最後に

いかかでしたか?今回は有機化学分野の点数をぐっとあげてくれる、「照井俊の化学 有機化学の解き方がよくわかる本」の紹介でした。
ただがむしゃらに問題集を解きまくるのではなく、この本のように解く手順をしっかり解説してくれている参考書を一通り読んだ後に問題集に取り掛かると自力で問題が解ける力が磨かれると思います。

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sakatani

京都大学 農学部 4回生です。 高校は洛南高校出身です。 中学高校では6年間柔道を、大学では4年間ボートをしていました。 大学では全国6位になりました。 要領のいい方ではありませんが、 限られた時間の中で目標をしっかり立てて、今までなんとか乗り越えてきました! 部活も勉強も両立したいという「文武両道」spiritを持った受験生を特に応援したいと思います。

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