受験数学は計算力が命!現役慶應生による「合格る計算 数学Ⅲ」のススメ

受験数学は計算力が命!現役慶應生による「合格る計算 数学Ⅲ」のススメ

模試などの模範解答を読みながら復習をしている時「この解き方は思いつかなかった」と感じることはよくあるでしょう。しかし「もっと計算が早ければ…」と考える人は少ないのではないでしょうか。計算の速さ、正確さは点数に直結します。つけましょ、計算力!

こんにちは、慶應大学理工学部の2年生です。
本日は、私が数学で伸び悩んでいた頃に手を出した問題集「合格る計算 数学Ⅲ」を紹介します。
突然ですが「解き方の方針は立った!けど解き終わらなかった……」なんていう悔しい経験、ありませんか?
「ある!!!」と叫んだアナタは計算力が足りてないのかも。数学、とりわけ受験数学において、計算力は最重要といっても過言ではありません。

今回紹介するのは数学Ⅲ版ですが、「合格る計算 数学ⅠAⅡB」もⅠAⅡBの基礎力をつけるのにはピッタリな問題集です。

この参考書の特徴

この問題集は、いわば数Ⅲの"計算ドリル"です。計算ドリルといっても侮るなかれ、数Ⅲの微積ほど計算力で差がつく分野はありません。
全体は「積分法」「複素平面」などの8つの大きな章で構成されていて、その中に「部分積分法」「回転・縮小」といった小さなテーマがあります。それぞれのテーマは見開き2ページで完結し、例題数問とその解説→類題10~30問という流れになっています。
全てに取り組むとなるとかなりの時間がかかってしまいますが、各テーマ間での関連性が無いので「自分の苦手なテーマだけやる」といった取捨選択ができることが大きな特徴です。

この参考書の長所、短所

長所

まず、上にも書いたように取り組むテーマの取捨選択ができることです。受験生には時間がありませんから、これは地味ながら大きな長所です。
また、「正しい過程で」ということに重きを置いているため、計算メインの問題集にもかかわらず解説が豊富です。途中の計算も「必ず暗算で済ませたい式」「可能なら暗算で済ませたい式」といったカテゴリー分けが視覚的にされており、最終的な答案がイメージしやすいです。

短所

ある程度勉強が進んでいる人にとっては、解説が冗長に感じるかもしれません。わかるところは飛ばしましょう。
あと、「積分練習カード」という、表に冊子にもある問題、裏にその答えが書いてあるカードが付属しているのですが、個人的にこれは不要かなあと思いました。本当に個人的に。

この参考書をオススメするレベル

学校ではまだ習ってないけど予習のため、というよりは、教科書を6~7割インプットして「基本事項を整理したい」という人に非常にオススメです。校内テストや模試の対策として取り組んでもよいでしょう。

この参考書が難しすぎる高校生→教科書、数学Ⅲ基礎問題精講

この参考書が簡単すぎる高校生→1対1対応の演習/数学3

実際に著者が使っていた時期と成績の推移

時期

私の通っていた高校では、高2の秋から授業で数Ⅲを扱い始めました。
その期末テスト対策としてこの問題集を使い始めたので、時期としては高2の冬からになります。
「1日○テーマ」のように具体的な計画は立てず、「飽きるまでやる」として取り組んでいました。

成績の推移

・使用前
高校2年11月 河合塾全統記述模試 数学偏差値62.7

・使用後
高校3年2月 河合塾全統記述模試 数学偏差値72.6

数Ⅲだけでなく全体の処理能力が底上げされたようで、大幅に成績が上がりました。

この参考書を使ったおすすめの勉強法

この問題集はあくまでも今後の勉強の土台ですので、1周目→2周目→…のように進めていくものではありません。
校内テストや模試の対策として、苦手意識のあるテーマに取り組む。復習として、解けなかった問題と同じor似たようなテーマに取り組む。このように、節目節目でこの問題集に戻ってくるような使い方をお勧めします。
何度も言いますが、この問題集の全てをやりきる必要はありません。

最後に

数学Ⅲ(特に微積)は計算の占めるウェイトが非常に大きい分野。ですので、計算の速さと正確さが驚くほど点数アップに直結します。
「早くレベルの高い問題が解けるようにならないと!」と焦ってしまう気持ちはわかります。しかし急がば回れ、少しだけこの問題集に寄り道してはいかがでしょうか。

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ogai

慶應理工3年です。第一志望は東工大でした。中学まで公立で、高校は埼玉の中堅私立でした。予備校には行かず部活も最後まで続けていましたが、なんとか現役で合格できました。「無理せず合格(できたらいいな)」がモットーで、嫌いな化学には"最小限の努力で最低限の点数を"という戦略をとっていました。「最低ラインで合格するには?」という目線で書いていきます。

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